新宿心療内科よりそいメンタルクリニック

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逃げ出したいと思うきっかけとは?甘えでない理由と対処法を解説

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「何もかも捨てて、この場から逃げ出したい」 「もう限界!無理!逃げ出したい」 つらいことがあり、現状から逃げたい気持ちになっている方もいるでしょう。 「逃げ出したいと思うのは甘えなのだろうか?」 「仕事から逃げたいけれど、無能と思われないだろうか?」 逃げたいけれど逃げられず、悩みを深めている方もいるのではないでしょうか。 状況によっては、逃げることが正しい場合もあります。自分の状況を見直し、逃げ出したい気持ちを整理してみましょう。 この記事では、逃げ出したいと思うきっかけや対処法について具体的に解説します。逃げ出すのが甘えではない理由も解説しますので、現実から逃げ出したいと悩んでいる方は参考にしてください。

仕事で逃げ出したいと思う主なきっかけ5つ

逃げ出したいと思うのは、職場の悩みを抱えている場合に多く見られます。ここでは、仕事で逃げ出したいと思ってしまう主なきっかけについて、具体的に解説します。

1. 労働条件が悪いとき

労働時間や休日などの労働条件が悪い場合、逃げ出したくなるきっかけとなります。忙しさで休めない状況では「この職場から逃げ出したい」と考えてもおかしくありません。 厚生労働省の調査でも、労働条件の悪さを理由に退職した方がいることがわかります。2022年におこなわれた「雇用動向調査」では、退職理由に労働条件の悪さを挙げた方の割合は男性で9.1%、女性で10.8%でした。男性では若い年代での割合が高く、女性では45〜49歳が一番多い結果でした。 労働条件の悪さを理由とした退職は、定年や契約期間の満了に次いで多いこともわかります。労働条件の悪さで逃げ出したくなり、退職する場合もあると言えるでしょう。

2. 仕事で失敗したとき

仕事での失敗が続くと、逃げ出したくなる場合もあるでしょう。自己肯定感が下がり、すべてが嫌になってしまうためです。 厚生労働省の調査でも、仕事での失敗でストレスを感じる方が多いことがわかっています。2022年に行われた「労働安全衛生調査」によると、「仕事の失敗や責任の発生等」で強いストレスを感じる方の割合が35.9%でした。 年齢別では、20代で約5割の方が仕事の失敗などで強いストレスを感じていました。この結果から、失敗が続くと仕事から逃げたくなる場合もあると言えるでしょう。

3. 仕事量や内容が合わないとき

仕事量が多すぎるのも、仕事から逃げたいと思う原因です。自分のキャパシティを超えた仕事量では、負担がかかりすぎるためです。 仕事量に強いストレスを感じている方は一定数います。厚生労働省の調査でも「仕事の量」に強いストレスを感じている方が36.3%でした。60歳以上を除きどの年代でも、3割から4割の方が仕事量にストレスを感じていることもわかります。 また、「仕事の質」がストレスと答えた方は27.1%でした。どちらも結果の上位を占めており、仕事の量や質が合わないと逃げ出したくなる気持ちになると推測できます。

4. 職場の人間関係がうまくいかないとき

仕事で逃げ出したくなるのは、職場の人間関係も原因となります。チームの人間関係が悪いと仕事の進め方にも影響を及ぼすでしょう。 実際に、職場の対人関係で悩んでいる方もいるでしょう。厚生労働省の調査では、対人関係で強いストレスを感じている方の割合が26.2%でした。セクハラやパワハラも含まれており、自分ではどうにもならない状況でストレスを感じている方もいるとわかります。 また、職場の人間関係は仕事を辞める原因にもなります。人間関係を理由に離職した方は男性で8.3%、女性で10.4%でした。職場の人間関係で悩み、逃げ出すために退職した方もいると考えられます。

5. 会社の将来性に不安を感じるとき

会社の将来性に不安を感じている場合も、逃げ出したいと思うきっかけとなるでしょう。「このまま今の会社にいて大丈夫だろうか」と不安になるためです。 会社の将来を不安に感じながら働いている方もいます。「労働安全衛生調査」によると、会社の将来性に不安や悩みを感じる方は23.1%でした。正社員ほど、会社の将来に対し不安が強い傾向も見られます。 別の調査では、会社の将来性への不安が退職の理由になることもわかっています。「雇用動向調査」によると、会社の将来が不安で退職した人は男性で7.1%、女性で4.1%でした。会社に将来性を見いだせず、逃げ出したくなる方もいるのです。

仕事以外で逃げ出したいときの主なきっかけ4つ

仕事に限らず、日常生活でも「逃げ出したい」と感じる場面があるでしょう。ここでは、仕事以外で逃げ出したくなるきっかけについて具体的に解説します。

1. 子育てや介護に追われているとき

子育てや介護で忙しい場合、逃げ出したくなる原因となります。特に女性は子育てや介護の負担が大きく、逃げ出したい気持ちになりやすいでしょう。 育児時間や介護時間の長さと抑うつ状態には関連があると考えられます。「男女共同参画白書」によると、仕事をしている女性は仕事のある日の育児時間が長いほど、抑うつや不安を感じやすい傾向でした。 仕事をしながら介護している場合も、介護時間が長いほど抑うつや不安を感じる割合が高い傾向です。子育てや介護で忙しすぎると生活の質が下がるため、逃げ出したい気持ちになってしまうのです。

2. 家庭問題を抱えているとき

家庭問題も、逃げ出したくなるきっかけの1つです。家族から離れるのは難しいからこそ、現実から逃げ出したい心境になるのでしょう。 家族との不仲は親子関係や夫婦関係、嫁姑関係などで起こると考えられます。解決が難しい家族問題は、逃げ場がないため最悪の結果になる恐れもあるでしょう。 警察庁の調査によると、2022年に家庭の問題を理由に自殺した方は4,775人でした。夫婦間の不和や家族の将来を悲観して命を絶ったケースもあると考えられます。このように、家庭問題は逃げ出したくなるきっかけとなり得ることもあるのです。

3. 健康に不安を抱えているとき

健康状態が思わしくないことも、逃げ出したくなる原因の1つです。特に寿命に関わる病気や長く付き合っていく必要のある病気だと、今後の人生に不安を感じ、すべて投げ出して逃げたいと思うことがあるでしょう。 健康問題は今後の生活に大きな影響を及ぼします。回復が思わしくなければ、仕事が続けられないかもしれません。治療をしながら仕事をする場合も、勤務時間や業務内容の見直しが必要になる可能性もあるでしょう。 警察庁の調査によると、2022年に健康問題を理由に自殺したと見られる方は12,774人と、自殺原因の中では一番多い割合を占めています。健康状態に悩み、消えてなくなりたいと思うケースは多いと言えるでしょう。

4. 経済的な不安を抱えているとき

経済状況や生活問題を抱えている場合、逃げ出したい心境になるかもしれません。経済的な問題は生活に直結するため不安が強くなりやすいのです。 経済的な問題を抱え、自ら命を絶ってしまうケースも見られます。警察庁の調査によると、2022年に経済・生活問題を理由に自殺したと見られる方は4,697人でした。 経済的な不安を抱く背景には、複数の金融業者から借り入れがある多重債務や、生活苦などが考えられます。お金の悩みを1人で抱え、逃げ出したくなる場合もあるのです。

逃げ出したい気持ちが甘えではない理由3つ

「逃げる」という言葉にネガティブなイメージがあり、逃げ出してはいけないと我慢する方もいるでしょう。ですが、本当につらいときは逃げ出したほうがよい場合もあります。ここでは、逃げ出したい気持ちが甘えではない理由について紹介します。

1. つらさは本人しかわからない

逃げ出したい気持ちは、本人にしかわかりません。どうしようもなくつらい状況から逃げ出したいなら、甘えではないと言えるでしょう。 同じ状況でも、人により耐えられるキャパシティが違います。逃げ出したいほどつらい気持ちは、他人にわかってもらえない場合もあるでしょう。本人にしかわからないため、逃げ出したいのは甘えとは言い切れないのです。

2. 環境が合っていない場合もある

自分が過ごしている環境が合わない場合、逃げ出すのは甘えではありません。自分の努力だけで環境を変えるのが難しい場合もあるためです。 たとえば仕事量が多くつらいとき、逃げ出したいと思う方もいるでしょう。仕事の役割分担が偏っていて、一部の人の負担が重くなっている可能性があります。会社の決めた業務内容を変えられない場合、配置換えや転職で自分に合った環境で働いたほうがよいでしょう。

3. 精神状態を保つために必要な場合もある

精神状態を保つために逃げ出すなら、甘えではありません。つらい状況から離れることで、自分を守れる可能性があります。 逃げるのは悪いことと感じ、つらくても我慢する方もいるでしょう。不安やストレスを抱えたままでは、精神状態が悪化するかもしれません。適応障害やうつ病を引き起こす可能性もあるため、こころを守るために逃げるのは必要なことなのです。

逃げ出したいときの対処法5つ

  逃げ出したいとき、状況に合わせて対処すれば気持ちを切り替えて頑張れるかもしれません。ここでは、逃げ出したいときの対処法について具体的に解説します。

1. ゆっくり休む

逃げ出したい気分になったら、まずはゆっくり休みましょう。不安やストレスから離れ、心身を休ませることが大切です。 逃げ出したくなるのは、こころと身体が疲れている証拠です。一時的なものなら、少しの休養で回復できる可能性があります。休んでいる間に状況を冷静に見つめ直せるようになり、打開策が見つかるかもしれません。 休んでいるときは、ほかのことを考えずにゆっくりすごしましょう。自宅でのんびりするのはもちろん、今の状況から離れて旅に出るのもおすすめです。

2. 周囲のサポートを受ける

仕事や子育て、介護などから逃げ出したいと感じているなら、周囲のサポートを受けましょう。ストレスが軽減され、逃げ出したい気持ちが楽になります。 まず、悩みに応じてどんなサポートが受けられるか考えてみましょう。仕事量が多いなら同僚に仕事のサポートを頼む、上司に仕事量の調整を相談するなどの方法があります。 乳幼児の育児で悩んでいるなら、ファミリーサポートセンター(ファミサポ)や幼稚園・保育所などの一次預かりを利用するとよいでしょう。介護についての悩みは、地域包括支援センターや担当のケアマネジャーに相談するとサポートが受けられます。

3. 誰かに相談する

逃げ出したい気持ちを誰かに相談するのもよい対処法です。話すだけで逃げ出したい気持ちが楽になる可能性があります。 つらい気持ちを話すなら、相談相手選びも重要です。本心をさらけ出しても受け止めてくれそうな相手を選ぶとよいでしょう。身近な相手なら、家族や信頼できる友人、尊敬する上司などです。 身近な人に話したくない場合は、自治体やNPO法人などの悩み相談を利用しましょう。法律相談や経済的な悩みを相談できる窓口もあります。悩みに応じて相談先を選んでみてください。

4. できること・できないことを線引きする

逃げ出したいときは、「できること」と「できないこと」の線引きをしてみましょう。自分の限界を自覚することで、割り切った考え方ができるようになります。 逃げ出したくなるのは、自分のできる範囲を超えて無理していることが原因かもしれません。頼まれたことをすべて引き受けると、自分のこころと身体が限界を迎えてしまいます。結果、すべて投げ出したくなってしまうでしょう。 つらい思いをしないためにも、「ここまでならできる」「これ以上は無理」と線引きをしてみましょう。割り切った考え方ができると、安定した気持ちで物事に取り組めるでしょう。

5. セルフケアで対処できない場合は医師に相談する

逃げ出したい気分が続き、セルフケアで改善できない場合は医師に相談しましょう。身体やこころの病気の可能性が考えられます。 精神的な症状が出るのは、甲状腺疾患や月経前症候群、こころの病気などさまざまです。最近健康診断を受けていないなら、内科や婦人科などに相談してみましょう。身体に問題がなければ適応障害やうつ病などこころの病気の可能性があります。 こころの病気は早めの治療が大切です。逃げ出したい気分が続きつらい場合は、精神科や心療内科を受診してみましょう。

逃げ出したい気持ちでつらいときは精神科や心療内科を受診しよう

逃げ出したくなるきっかけとして多いのは、仕事に関する悩みです。労働条件の悪さや仕事での失敗、仕事量の多さ、人間関係などに強いストレスを感じる傾向です。これらの悩みで離職する方も見られます。 仕事以外では子育てや介護、家庭問題、健康や経済的不安から、逃げ出したくなる可能性があります。どれも自ら命を絶ってしまう危険のある、解決の難しいケースと言えるでしょう。 逃げ出したい気持ちにはさまざまな背景があり、甘えであるとは一概に言えません。つらい状況から距離を置いたほうが、自分の気持ちを立て直せる場合もあるためです。 休息や周りのサポートを受けるなどしても逃げ出したい気持ちが消えない場合は、身体やこころの病気が原因かもしれません。身体に問題がない場合は、精神科や心療内科を受診しましょう。症状に応じた治療で気持ちが楽になり、逃げ出したい気持ちから解放されるでしょう。 参考サイト 厚生労働省|令和4年雇用動向調査結果の概況 厚生労働省|令和4年労働安全衛生調査(実態調査)の概況 男女共同参画局|男女共同参画白書令和2年版 厚生労働省自殺対策推進室|令和4年中における自殺の状況 内閣府|子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)の概要 内閣府|子ども・子育て支援新制度ハンドブック 厚生労働省|認知症に関する相談先 東京弁護士会|住民向け法律相談 政府広報オンライン|様々な事情で暮らしにお困りの方のための相談窓口ができます! 京都医療センター|甲状腺の病気について 働く女性の心とからだの応援サイト|月経について e-ヘルスネット|適応障害 こころの情報サイト|うつ病

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