新宿心療内科よりそいメンタルクリニック

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自律神経失調症

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「何だか体がだるい」
「なかなか疲れが取れない」
「気分が落ち込んで仕方がない」
「病院で診てもらったけれど、原因がわからないと言われた」

いろいろな自覚症状があるにも関わらず、原因がわからないために、なぜだろうと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

もし、原因がはっきりとしない身体の不調がある場合は、自律神経失調症の可能性も考えられます。

自律神経失調症とは、文字通り、自律神経の調子が悪くなって生じるさまざまな不調のことです。

今回は、自律神経失調症の原因や症状、治療方法などについて解説します。

原因がわからない体調不良でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、自律神経のバランスが崩れた結果、さまざまな心身の不調が表れる状態のことです。実をいうと、自律神経失調症は、医学的に正式な病名ではありません。不調の原因となる身体疾患や精神疾患がみられない場合に、暫定的につけられる症状名です。

さまざまな症状がありながら、検査をしても身体的な障害は認められず、ほかの精神疾患にもあてはまりません。はっきりとした原因が見つからないため、自律神経失調症の患者さんの中には「気のせい」「大げさ」などと周囲に誤解される方もいるのです。

自律神経とは

自律神経とは、呼吸や心臓の動き、体温調節、消化吸収といった、生命維持に欠かせない身体の動きを調整する神経です。走ったり手足を動かしたり自分でコントロールできる運動神経とは異なり、自律神経は自分の意思とは無関係に働きます。

また、自律神経は、交感神経と副交感神経の2つに分かれています。

ひと言で表現すると、交感神経は体を活発に動かすときに働く神経で、副交感神経は体を休めるときに働く神経です。

この2つはシーソーのように、生活時間や心身の状態に応じてどちらかが優位に働く仕組みになっています。

日中は身体を動かすために交感神経が優位に働き、夜間は身体を休ませるために副交感神経が優位に働くという具合です。

身体の動きや状態は、交感神経および副交感神経いずれかが優位になることによって、以下の表のように変化します。

身体の動き・状態 交感神経 副交感神経
瞳孔 拡大する 縮小する
血圧 上がる 下がる
心臓 鼓動が速くなる 鼓動が遅くなる
血管 収縮する 拡張する
胃腸の動き 遅くなる 速くなる
消化液の分泌 減る 増える

自律神経失調症の症状

日本人美人女性エステティシャン/セラピスト - クリニック 日本人 ストックフォトと画像

自律神経失調症の症状を大きく分けると、身体面に表れるものと、精神面に表れるものの2パターンになります。

身体面に表れる症状としては、主に以下のようなものがあります。

  • 体がだるい
  • 夜眠れない
  • 疲れが取れない
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 動悸
  • 息切れ
  • めまい

精神面に表れる主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 情緒不安定
  • イライラ
  • 不安感
  • 集中力の低下
  • 気持ちの落ち込み

一つだけ症状が表れる方もいれば、複数の症状が表れる方もいます。また、症状の強さも人によってさまざまです。

自律神経失調症のセルフチェック

以下のような症状が表れているにも関わらず原因がわからない場合は、自律神経失調症の可能性があるといえます。

  • 身体がだるい、疲れやすい
  • 動悸やめまい、立ちくらみがする
  • 手足が痛む、しびれる
  • 食欲がない、胃のむかつきがある
  • 不安な気持ちやイライラが続く
  • 気持ちの落ち込みがある
  • 記憶力や集中力が低下している

自身にあてはまるものがないか、チェックしてみてください。

自律神経失調症の原因

自律神経失調症は、自律神経のバランスが乱れることで起こります。バランスが乱れる原因として考えられるのは、不規則な生活習慣や心身へのストレス、ホルモンバランスの乱れなどです。この3つについて、詳しく解説します。

1ストレス

ストレスの内容は、仕事や学校での悩み、人間関係などさまざまです。感じ方にも個人差があります。

強いストレスを感じることが多くなると、身体を活発に動かす交感神経が働きすぎてしまい、副交感神経の働きが弱くなるといわれています。その結果、心身を休めることが難しくなり、疲れがたまってしまうのです。

こうしてたまった疲れが、さまざまな症状を引き起こすことにつながると考えられています。

2.不規則な生活

夜更かしが多くて寝不足であったり、食事の時間が一定しなかったりなど、不規則な生活が続くと体内時計が乱れがちになります。体内時計が乱れてしまうと、自律神経のバランスも乱れてしまいます。

自律神経には、一日の流れに則したリズムがあります。活動する日中は交感神経が優位になり、休息する日暮れ以降は副交感神経が主に優位になるというものです。このような自律神経の一日の動きは、体内時計によって調整されています。つまり、体内時計の乱れは、そのまま自律神経のバランスの乱れにつながるといえるのです。

3.ホルモンバランスの乱れ

妊娠・出産や更年期などによるホルモンバランスの乱れも、自律神経のバランスが乱れる原因になるといわれます。

特に、更年期を迎える女性のさまざまな心身の不調は、自律神経失調症と関連が深いとされています。

たとえば、女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、自律神経系にも大きく作用しています。そのため、閉経によるエストロゲンの分泌低下は、自律神経のバランスの乱れに大きな影響をもたらすのです。

エストロゲンは卵巣から分泌されますが、卵巣に指令を出しているのは、脳の視床下部です。

更年期は卵巣の働きが低下するため、エストロゲンを分泌することが難しくなります。そこで視床下部は、「もっとエストロゲンを分泌するように」と卵巣に指令を出すのです。

指令を受けた卵巣は、エストロゲンを分泌するためにはたらきますが、多く分泌できるときと、少量しか分泌できないときがあります。これが「エストロゲン分泌のゆらぎ」とされるものです。

エストロゲン分泌のゆらぎがおこると、視床下部の働きにも不具合が生じます。視床下部は自律神経の調整も担っているので、エストロゲン分泌のゆらぎは、結果として自律神経を乱す原因となることもあるのです。

自律神経失調症とうつ病との違い

自律神経失調症とうつ病は、症状が似ている場合もありますが、この2つは同じものではありません。

自律神経失調症は、自律神経の乱れが原因とされる心身の不調であることに対して、うつ病は、脳内の神経伝達物質がうまく分泌されないことが原因といわれる疾患です。

原因が異なることから、治療法にも違いが出ます。たとえば薬物療法の場合、うつ病では、主に神経伝達物質を増加させる薬が中心になることが多いです。一方の自律神経失調症では、同様の薬を使う場合もありますが、症状に合わせて鎮痛剤や整腸剤などさまざまなものが選択されます。

また、うつ病は国際的に定められている診断基準(DSM-5)による疾患であることに対して、自律神経失調症は医学的な病名ではないことも違いの一つといえるでしょう。情緒不安定やイライラ、不眠や疲労感などはどちらにも共通する症状ですが、うつ病の診断基準にあてはまらない場合には自律神経失調症とされるケースがあるということです。

自律神経失調症かもしれないと思ったときは何科にかかる?

自律神経失調症では、頭痛や腹痛、めまいなど身体にいろいろな症状が表れます。そのため、それぞれの症状に応じて、複数の病院を受診した方もいるのではないでしょうか。

いくつか病院を訪れて検査や診察を受けてもはっきりとした原因がわからないようであれば、自律神経失調症の可能性もあります。その場合は、精神科や心療内科での受診も検討してみましょう。

特に、イライラや気分の落ち込みといった精神面の症状が強い方や、ストレスを強く感じている方は、精神科や心療内科を選択肢として考えるとよいでしょう。

自律神経失調症の治し方

自律神経失調症の治し方としては、生活習慣の改善やストレスのコントロールなど自分でおこなえるものと、内服薬による治療(対症療法)の2つがあります。

1自分でおこなえる方法

自律神経失調症の症状を軽くしていくために、自分でおこなえる方法があります。主な方法として挙げられるのは、以下の通りです。

  • バランスのよい食事をとる
  • 6〜8時間程度の睡眠をとる
  • 適度に運動する
  • 心身をリラックスさせる時間を作る

先述したように、自律神経失調症の原因として不規則な生活やストレスが挙げられます。この点から考えても、決まった時間に十分な睡眠をとることや、心身をリラックスさせることは効果的だといえるでしょう。

バランスのよい食事や適度な運動で身体の調子を整えることも、効果があるといわれています。

自律神経失調症を改善するためには、「心身ともに健康的な生活」を心がけましょう。

また、ストレスをためないために、考え方の角度を変える練習も大切です。例としては、以下のようなものがあります。

  • 自分のことも他人のことも肯定的に考える
  • やらされる意識ではなく、自主的におこなう意識で物事にのぞむ
  • 物事のプラス面を見るように心がける

ほかにもいろいろなものがありますので、自分に合った方法を探して、試してみてはいかかでしょうか。

2.薬による治し方

医療機関で受診すると、その人の症状に合わせた薬が処方されます。

頭痛に対しては鎮痛剤、腹部の不調に対しては胃腸薬、気持ちの落ち込みや不安など精神的な症状に対しては、抗うつ薬や抗不安薬、向精神薬などが処方されるといった具合です。自律神経を整えるために、漢方薬が処方されることもあります。

どの薬にも共通していますが、医師や薬剤師の指示を守り、欠かさずに飲みましょう。

また、自律神経失調症の症状の表れ方は一定ではなく、気になる不調を感じないときもあります。症状が出ているときだけ受診するのではなく、定期的に通院して主治医に経過を伝えることも大切です。

状態を的確に把握してもらえることに加え、自分では自覚していない変化に気付いてもらえることもあります。経過をしっかり共有できていれば、症状が出てきた際にもそのときの自分に最適な治療を受けることができるので、回復が早くなる可能性があります。

当院が自律神経失調症の診察でみる症状

医療相談室の医師と患者 - クリニック 日本人 ストックフォトと画像

自律神経失調症では、めまいや動悸、胃腸の不調、倦怠感など、異なる症状が同時に現れることがあります。

診察では、一つの不調だけに注目せず、検査歴や生活状況、精神的な負担を含めて全体像を整理します。

  • 複数の部位に現れている身体症状
  • 不調が強くなる時間帯や場面
  • 内科などで受けた検査と治療歴
  • 睡眠や食事など生活リズムの変化
  • 仕事や人間関係によるストレス
  • うつ病や不安障害などの可能性

自律神経失調症という言葉だけに当てはめず、ほかの病気の可能性にも注意しながら治療方針を検討します。

複数の部位に現れている身体症状

自律神経の不調が疑われる方には、頭痛やめまい、動悸、腹痛、発汗などが同時に現れる場合があります。

症状が日によって変わり、昨日は頭痛、今日は胃の不快感というように一定しないケースも少なくありません。

診察では、現在最もつらい症状だけでなく、これまでに経験した不調も順番に整理します。

すべてを一度に説明できないときは、生活への影響が大きい症状からお伝えください。

不調が強くなる時間帯や場面

朝起きた直後や出勤前、仕事中、夕方など、決まった時間帯に症状が強くなることがあります。

休日には軽くなる一方、平日になると動悸や吐き気が現れる方もいるでしょう。

気温差や季節の変化、月経周期などに伴って体調が変わる場合もあります。

症状が現れる時間とその前後の出来事を振り返り、悪化しやすい条件を確認します。

内科などで受けた検査と治療歴

めまいや動悸、頭痛などは、自律神経の乱れ以外の身体疾患でも現れる症状です。

これまでに内科や耳鼻咽喉科、循環器内科などを受診した方には、検査結果や医師の説明を伺います。

血液検査や心電図などの結果をお持ちの場合は、診察時にご提示いただけると参考になります。

身体的な検査が十分でないと判断したときは、先に内科などの受診をご案内することがあります。

睡眠や食事など生活リズムの変化

睡眠不足や食事時間の乱れが続くと、疲労感や胃腸の不調が強くなる場合があります。

夜になっても眠れない、朝起きられない、食欲が低下したなどの変化も重要な情報です。

夜勤や長時間労働など、一定の生活リズムを保ちにくい勤務状況についても伺います。

生活習慣だけを原因と決めつけず、実際の生活に取り入れられる調整方法を検討します。

仕事や人間関係によるストレス

職場の負担や人間関係の変化をきっかけに、身体症状が強くなることがあります。

本人はストレスを強く感じていなくても、異動や残業が続いた後に不調が現れるケースもあるでしょう。

診察では、症状が始まる前に生活環境の変化がなかったかを振り返ります。

原因を一つに限定するのではなく、心身へ負担となっている要素を整理する流れです。

うつ病や不安障害などの可能性

自律神経失調症と呼ばれる症状の背景に、うつ病や不安障害などが隠れている場合があります。

気分の落ち込みや過度な不安、意欲の低下、不眠が続いていないかも確認が必要です。

身体症状が中心にみえても、精神的な不調が生活へ大きく影響しているケースがあります。

症状の経過を総合的に確認し、より適切な診断名や治療方法を検討します。

原因が見つからない不調を相談するための当院の受診準備

日本の若手女性医療従事者 - クリニック 日本人 ストックフォトと画像

複数の医療機関で検査を受けても原因が分からないと、どの診療科へ相談すべきか迷うことがあります。

当院では、これまでの検査歴や症状を事前にまとめられるよう、オンライン予約とWEB問診を取り入れています。

  • 体調の良い時間に進められるオンライン予約
  • 空き枠を活用した早めの初診
  • 複数の不調をまとめる事前問診
  • 検査結果やお薬情報の持参
  • 来院から会計まで30~45分程度の初診
  • 初診当日に相談できる処方と診断書

何を伝えるべきか分からない場合も、問診内容や検査歴を確認しながら医師が必要な情報を伺います。

体調の良い時間に進められるオンライン予約

初診の予約は、WEBまたはLINEから24時間受け付けています。

症状が比較的落ち着いている時間に、ご自身のスマートフォンなどから手続きを進められる方法です。

予約画面に表示された空き状況を確認し、移動しやすい日時を選択できます。

診察は完全予約制となるため、予約を確定したうえでご来院ください。

空き枠を活用した早めの初診

診察枠に空きがある日は、予約手続きを行った当日に初診を受けられる場合があります。

当日の予約が埋まっているときは、翌日以降に空いている日時から選択する流れです。

予約から受診までの日数は、希望する曜日や時間帯によって異なります。

早めの相談を希望する方は、WEB・LINEに表示される最新の予約状況をご確認ください。

複数の不調をまとめる事前問診

予約確定後は、来院前にWEB問診への回答をお願いしています。

めまいや動悸、倦怠感、胃腸症状など、現在困っている不調を複数入力できる問診です。

症状が始まった時期や生活への影響、精神的な負担についても分かる範囲でご記入ください。

診察室で説明を忘れてしまった場合も、入力内容が状態を把握する手がかりとなります。

検査結果やお薬情報の持参

他院で検査を受けた方は、結果や紹介状をお持ちいただくと診察の参考になります。

現在服用している処方薬や市販薬、サプリメントについても確認が必要です。

お薬手帳がない場合は、薬の袋やスマートフォンで撮影した写真でも構いません。

同じ検査や薬の重複を避けるため、分かる範囲で受診歴をお伝えください。

来院から会計まで30~45分程度の初診

初診は、来院から診察、会計まで30~45分程度が一つの目安です。

身体症状の種類や経過、検査歴、睡眠、仕事への影響などを順番に確認します。

受付は予約時刻の5分前を目安としているため、予約時間に合わせてご来院ください。

確認事項や当日の状態によって、実際の所要時間が前後する場合があります。

初診当日に相談できる処方と診断書

診察の結果、医師が薬物療法を必要と判断した場合は、初診当日からお薬を処方できます。

勤務や通学の継続が難しい方は、休職・休学などに用いる診断書についても相談可能です。

診断書は、休養が必要な状態だと医師が判断した場合に初診当日から発行できることがあります。

症状が曖昧な場合や身体疾患の確認が必要なときは、経過観察や他科受診を優先する場合があります。

症状の波と生活背景を見ながら組み立てる当院の継続診療

アジアの若手医療従事者と女性患者カウンセリング - クリニック 日本人 ストックフォトと画像

自律神経失調症の症状は一定ではなく、体調の良い日と悪い日を繰り返すことがあります。

一度の診察だけで判断せず、症状の変化や生活上の負担を追いながら治療内容を調整します。

  • 最も負担の大きい症状から始める治療
  • 治療開始後における2週間前後の再診
  • 状態が安定した後の月1回程度の確認
  • 生活リズムを一度に変えすぎない調整
  • 内科や婦人科などとの並行受診
  • 仕事への影響を踏まえた休養相談

通院頻度や治療期間を一律に定めず、症状や服薬状況、その時点の生活環境に合わせて決定します。

最も負担の大きい症状から始める治療

複数の不調がある場合は、生活への影響が最も大きい症状から治療を検討します。

不眠や不安、気分の落ち込みなど、精神面の症状に合わせてお薬を処方する場合があります。

頭痛や胃腸症状など、身体症状については内科の治療を優先することもあるでしょう。

すべての症状を一度に解決しようとせず、優先順位を付けながら治療を進めます。

治療開始後における2週間前後の再診

治療を始めた時期は、2週間に1回程度の通院を目安とする場合があります。

症状の変化や処方したお薬の効果、副作用を早めに確認することが目的です。

心身の状態によっては、1週間後または3~4週間後の再診をご案内することもあります。

次回の受診時期は、診察内容と治療方針を踏まえて医師がご案内します。

状態が安定した後の月1回程度の確認

体調や服薬状況が安定した後は、月1回程度の通院へ移行する場合があります。

定期診察では、症状の有無だけでなく、仕事や睡眠、食事の変化についても確認します。

環境の変化や疲労をきっかけに、落ち着いていた不調が再び現れるケースも少なくありません。

通院間隔の変更を希望する場合は、自己判断で中断せず医師へご相談ください。

生活リズムを一度に変えすぎない調整

体調を改善しようとして、睡眠や食事、運動を急にすべて変えると負担が大きくなる場合があります。

起床時刻を整える、食事を抜かないなど、続けやすい項目から始める方法が現実的です。

仕事や育児などの事情によって、理想的な生活をすぐに実現できない方もいるでしょう。

実際の生活環境を確認し、無理なく継続できる調整方法を一緒に検討します。

内科や婦人科などとの並行受診

動悸やめまい、胃腸症状などは、身体疾患の治療を並行して行う必要があります。

更年期に伴う不調が疑われる場合は、婦人科での検査や治療が必要となるケースもあります。

心療内科では、不安や睡眠、ストレスなど精神面から症状へ影響する要素を確認します。

どちらか一方へ絞らず、症状に応じて複数の診療科を利用することも選択肢です。

仕事への影響を踏まえた休養相談

倦怠感やめまい、不眠などによって、遅刻や欠勤が増えることがあります。

無理に勤務を続けることで疲労が蓄積し、複数の症状がさらに強くなる場合もあるでしょう。

勤務状況や職場環境を確認し、治療を続けながら働けるか、休養が必要かを検討します。

診断書の記載内容や休職期間は、診察時の心身の状態を踏まえた医師の判断です。

当院に寄せられる自律神経失調症のご相談例

制服姿で微笑む女医 - クリニック 日本人 ストックフォトと画像

自律神経失調症と呼ばれる不調は、身体のさまざまな部位に現れ、日によって症状が変化します。

検査で異常が見つからないものの、仕事や家事を続けられず受診を検討する方も少なくありません。

  • 朝のめまいや吐き気で出勤できないケース
  • 検査で異常がないものの動悸が続くケース
  • 強い倦怠感と頭痛で家事が進まないケース
  • 仕事の日だけ胃腸症状や発汗が強まるケース
  • 不眠と気分の落ち込みが重なるケース

症状の種類が似ていても、背景となる病気や生活環境、必要な治療は患者様によって異なります。

朝のめまいや吐き気で出勤できないケース

目が覚めると強いめまいや吐き気があり、布団から起き上がれないことがあります。

出勤時刻が近づくほど症状が強くなり、遅刻や欠勤を繰り返す場合もあるでしょう。

休日には比較的動けるケースでは、仕事の負担や睡眠状況も含めて確認します。

身体疾患が除外されているかを確認しながら、治療や休養の必要性を検討します。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

検査で異常がないものの動悸が続くケース

動悸や息苦しさを感じて循環器内科を受診しても、検査で異常が見つからない場合があります。

原因が分からない不安から心拍を何度も確認し、さらに緊張が強まる方も少なくありません。

発症する時間帯やストレスとの関係、パニック発作の可能性などを診察で整理します。

症状に変化があるときは、心療内科だけでなく身体的な再検査が必要となる場合もあります。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

強い倦怠感と頭痛で家事が進まないケース

十分に休んでも疲れが取れず、頭痛や肩こりを伴って家事ができなくなることがあります。

周囲から怠けているように見られ、自分を責めて気分が落ち込む場合もあるでしょう。

睡眠時間や食事、家庭内の負担、ほかの身体症状についても確認が必要です。

生活への影響を具体的に整理し、治療で優先する症状を検討します。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

仕事の日だけ胃腸症状や発汗が強まるケース

出勤前になると腹痛や下痢が起こり、職場では大量の汗が出ることがあります。

休日は症状が軽いため、精神的な問題だと認めにくい方もいるでしょう。

職場の環境や業務量、人間関係と症状が始まった時期を照らし合わせます。

胃腸の病気が除外されているかも確認し、必要に応じて内科との併診を検討します。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

不眠と気分の落ち込みが重なるケース

夜になっても眠れず、日中は身体のだるさや集中力の低下が続くことがあります。

不調が長引くことで自信を失い、何をしても楽しめない状態になる場合もあります。

自律神経失調症だけでなく、うつ病などが背景にないかを確認することが重要です。

睡眠や気分の変化を含めて診察し、現在の状態に合った治療を検討します。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

自律神経失調症で医療機関への相談を考えるタイミング

高齢者を診察する男性医師 - クリニック 日本人 ストックフォトと画像

一時的な疲れや体調不良であれば、休息によって自然に軽くなることがあります。

一方で、検査を受けても原因が分からず、複数の不調が生活へ影響している場合は相談をご検討ください。

  • 複数の診療科で原因が見つからない不調
  • 日によって入れ替わる複数の身体症状
  • 遅刻や欠勤、家事への継続的な影響
  • 不眠や不安、気分の落ち込みの併存
  • 急激に悪化した身体症状

自律神経の乱れだと自己判断せず、症状の種類や緊急性に応じて適切な診療科へ相談することが大切です。

複数の診療科で原因が見つからない不調

身体症状に応じて検査を受けても、原因がはっきりしないことがあります。

異常がないと言われても症状が続くと、不安や孤立感が強くなる場合もあるでしょう。

身体疾患が一定程度除外され、ストレスや不眠もみられるときは心療内科が選択肢となります。

これまでの検査結果や治療内容を持参し、現在の不調についてご相談ください。

日によって入れ替わる複数の身体症状

頭痛やめまい、動悸、腹痛などが日によって入れ替わることがあります。

一つの症状が軽くなると別の不調が現れ、休んでも体調が整わない状態です。

複数の症状が続く場合は、それぞれの発症時期や生活との関係を整理する必要があります。

簡単な症状メモがあると、診察時に全体の経過を共有しやすくなります。

遅刻や欠勤、家事への継続的な影響

朝起きられない、移動中に体調が悪くなるなどの理由で遅刻や欠勤が増えることがあります。

家事や育児をこなせず、生活の維持が難しくなる方も少なくありません。

本人の努力だけで生活を続けようとすると、心身の負担がさらに大きくなる場合があります。

日常生活への支障が続いているときは、治療や休養について早めにご相談ください。

不眠や不安、気分の落ち込みの併存

身体症状に加えて眠れない状態や強い不安、気分の落ち込みが現れることがあります。

精神的な不調が長く続く場合は、うつ病や不安障害なども含めた診察が必要です。

食欲や意欲が低下し、以前楽しめていたことを楽しめない状態にも注意してください。

身体の不調だけだと考えず、気分や睡眠の変化についても医師へお伝えください。

急激に悪化した身体症状

突然の激しい胸痛や呼吸困難、意識を失う症状などは、自律神経失調症と自己判断できません。

片側の手足が動かしにくい、言葉が出ない、経験したことのない頭痛などにも注意が必要です。

急激で重い症状がある場合は、心療内科の予約を待たず、救急医療機関や内科へ相談してください。

身体的な緊急性が否定された後も不調が続くときは、心療内科での相談を検討できます。

自律神経失調症かもしれないと思ったときは、医療機関で受診しよう

この記事では、自律神経失調症の原因や症状、治療法などを紹介しました。

自律神経失調症の症状はさまざまであり、一人ひとり症状の表れ方や強さは違います。はっきりした原因がわからないにも関わらず、いろいろな症状が出てくるため、つらい思いをしている方もいるでしょう。

もし何らかの不調があり、病院で検査や診察を受けても原因がわからなかった場合、自律神経失調症の可能性もあります。精神科や心療内科での受診も検討してみましょう。

新宿心療内科よりそいメンタルクリニックでは、自律神経失調症に関する相談や対応を承っております。つらい症状が続いている方は、受診の検討をおすすめします。

監修医師
監修医師 藤田朋大 医師

精神科医・産業医

藤田 朋大 医師

三重大学医学部卒業後、桑名市総合医療センターで初期研修を修了。
その後、南勢病院精神科での勤務、かわいクリニック/新宿よりそいメンタルクリニックでの診療を経て独立。
日本精神神経学会に所属し、日本医師会認定産業医としても活動。
https://tomo-mental.com

参考サイト・文献
厚生労働省|こころの耳 自律神経失調症:用語解説
厚生労働省 | e-ヘルスネット 自律神経失調症
一般社団法人日本臨床内科医会|自律神経失調症
一般社団法人起立性調節障害改善協会|自律神経失調症とは?治し方や原因、症状、セルフチェックについて解説
千葉県医師会|自律神経失調症
レーダーチャート式自律神経バランス解析の女性更年期障害患者への応用
九州栄養福祉大学|ストレス反応とストレスコントロール|中村吉男
一般社団法人日本女性心身医学会|女性の病気について 自律神経失調症
JーSTAGE|うつ病の新しい考え方|大野裕
眠れなくなるほど面白い自律神経の話|日本文芸社、著者:順天堂大学医学部教授 小林弘幸、出版年:2020年3月1日第1刷発行)

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