「朝起きれないのはうつ病のサイン?」
「絶望感や無気力感が強い場合の対処法は?」
「朝起きれなくなるNG行動は?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
深夜遅くまで起きてたり生活リズムが乱れたりしていると朝起きられないことがあります。しかし、もしかしたら朝起きれないのはうつ病など精神疾患のサインかもしれません。
本記事では朝起きれない原因や対処法を紹介します。また、睡眠を妨げるNG行動も解説する為ぜひ参考にしてください。
なお、朝起きた時に絶望感や無気力感がある場合は病気のサインかもしれません。ただの寝不足でないと感じた際は早急に当院までご相談ください。
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朝起きられない原因は?
朝起きられない原因はさまざまですが、多くの場合は以下のような生活習慣や体質が影響しているケースがほとんどです。
- 寝不足
- 低血圧
- 起立性調節障害
まずは朝起きれないのはよくある原因を確認していきます。
寝不足
寝不足は朝起きられない大きな原因の一つです。
多忙な仕事や学業、スマートフォンの使用などで夜更かしが続けば、睡眠時間が不足し、体の疲労が取れにくくなります。
その結果朝寝不足で起きれないケースがあるでしょう。
十分な睡眠が得られないと、体内時計が乱れ、朝すっきりと目覚めることが難しくなります。
低血圧
低血圧でも朝起きる際にめまいや頭痛、全身のだるさを感じることがあります。
これらの症状は特に起床時や長時間の起立時に目立つことが多く、朝の活動が困難になる原因となります。
食生活や運動など、生活習慣の改善が症状を緩和する助けとなるでしょう。
起立性調節障害
起立性調節障害は、自律神経の調整機能の不具合により血圧や心拍数がうまく調整できなくなる状態です。
特に朝、ベッドから起き上がる際に、めまいやふらつき、動悸を感じることが多く、これが原因で朝起きられなくなります。
起立性調節障害の場合は、医師の診断のもと適切な治療が必要です。
絶望感が強く朝起きられないのはもしかしたら精神疾患のサインかも
朝起きられず、布団から出ることが苦痛に感じる場合は以下のような精神的な要因が絡んでいる可能性があります。
- うつ病
- 適応障害
- 自律神経失調症
- 睡眠障害
これらの症状は放置せず、専門家の相談を受けることが望ましいです。
うつ病
うつ病は精神的な落ち込みが続く病気で、朝起きることが著しく困難になることがあります。
また、気力が落ち日常的な活動すら難しく感じられることが多いです。
睡眠の質も低下するため疲労感が抜けない傾向にあります。
うつ病の特徴として朝起きた時の絶望感や無気力感が特徴です。
適応障害
適応障害は環境の変化やストレスに対する過度の反応として現れ、生活に支障を来すことがある精神疾患です。
職場や学校、生活環境でのプレッシャーが原因となることが多く、朝起きるのがつらく感じる場合も少なくありません。
新しい環境に変わって急に朝起きるのがしんどくなった場合は適応障害の可能性が考えられます。
自律神経失調症
自律神経失調症は自律神経のバランスが崩れることで、体調や精神状態に様々な不調が現れます。
朝の目覚めが悪く、倦怠感やイライラを感じることが多いです。
自律神経が乱れるとなかなか寝付けなくなることがある為、結果的に朝起きられなくなります。
睡眠障害
睡眠障害は、眠りにつけない、途中で目が覚める、早朝に目覚めてしまうなどの症状を伴い、朝の目覚めが辛くなる原因となります。
このような睡眠の問題が長期化することで、日中の活動に影響を与え、生活の質を下げることになります。
朝起きれない場合の対処法
朝起きられない場合の対処法を紹介します。
- 規則正しい生活を心がける
- 毎朝朝日を浴びて体内時計を整える
- 夕方に軽い有酸素運動を取り入れる
- 目覚めた際に水を飲む
朝起きられないことに悩みを抱えたらまずは以下の対処法を試してください。
規則正しい生活を心がける
規則正しい生活を送ることは、朝の目覚めにとって非常に重要です。
毎日同じ時間に寝起きすることで、自然に体がそのリズムに順応していきます。
まずは、夜更かしを控え決まった時間に寝るようにしましょう。
理想的には7〜8時間の睡眠を確保し、休日も平日と同じ時間に起床することを心がけると、週末のリズムが狂うことを防ぎます。
また、睡眠環境を整えることも大切です。心地よい枕や布団、静かで暗い部屋を用意することで、質の高い眠りを促せます。
毎朝朝日を浴びて体内時計を整える
朝起きたら、できるだけ早く自然光に触れることを習慣にしましょう。
毎朝、朝日を浴びることは、体内時計をリセットし、次第に目覚めの良いリズムを作り出します。
冬などで自然光が少ない場合は、明るめの照明を利用することで光を浴びたのと同様の効果を得ることもできます。
光を浴びることで、脳が覚醒スイッチを入れ、一日を活発にスタートを切る準備ができるのです。
夕方に軽い有酸素運動を取り入れる
夕方に軽い有酸素運動を取り入れることで、体全体の血行を促進し、リラックス効果を得ることができます。
ウォーキングやジョギング、サイクリングなど、自分のペースで始められる運動をチョイスしてみてください。
このような運動はストレスの軽減にも役立ち、睡眠の質を向上させる助けになります。
また、運動後の程よい疲れが、夜の自然な入眠を促進します。
昼間は忙しく運動する時間が取りづらい場合は、短時間でも構いませんので、積極的に体を動かしてみることで夜の眠りにつながり朝の目覚めが良くなります。
目覚めた際に水を飲む
目覚めた時にまず水を一杯飲むことは、体の目覚めをサポートする助けになります。
寝ている間に失った水分を補給することで、代謝を即座に促進し、脳を目覚めさせる効果があります。
朝、体が水分不足になると、頭がぼんやりとしてしまうことがあります。
体に優しく、自然な目覚めを促進するためにぜひ試してみてください。
それでも朝起きられない場合はクリニックに相談しよう
生活習慣を正しても朝起きられない場合は、精神疾患の可能性があります。
そのため、どうしても朝起きられない場合はクリニックに相談するようにしましょう。
精神科・心療内科に訪れて診察することで詳しい診断を受けられて病名や原因を明らかにすることができます。
精神疾患を診断されたら休職するのも一つの選択肢
もしクリニックで精神疾患と診断された場合は、休職という選択肢を考えることも重要です。
精神的な健康は生活全般に大きく影響を与えます。無理をして働き続けるよりも、適切な治療と休息を取ることで、心身の回復を優先することができます。
休職中は、カウンセリングを取り入れ、専門家の指導に従うことで回復を順調に進めることができます。
無理せず、自分のペースで心の健康を回復し、復職を目指せるよう長期的な視点で取り組むことも検討してください。
睡眠を妨げるNG行動
質の良い睡眠を確保するためには寝る前の行動に注意が必要です。
- 寝る前のカフェインの摂取
- 睡眠直前の入浴
- 睡眠直前の食事
- スマートフォン
特に、日常的に行われる何気ない行動が睡眠を妨げる原因になることがあります。そこで、睡眠を妨げる代表的なNG行動について詳しく見ていきましょう。
寝る前のカフェインの摂取
カフェインは覚醒作用のある成分として知られ、コーヒーやエナジードリンク、チョコレートなどに含まれています。
就寝前にカフェインを摂取すると、神経が刺激され、眠りにくくなることがあります。
カフェインの効果は摂取後数時間にわたって持続するため、夜遅くに摂取することは避けることが賢明です。
また、カフェインだけでなく、アルコールやニコチンも同様に寝つきに影響を及ぼすことがあるため、注意が必要です。
睡眠直前の入浴
多くの人々は、リラックスのために入浴を選ぶことがありますが睡眠直前の入浴は逆効果を招くことがあります。
入浴によって体温が上昇すると、自然な体温の低下が妨げられ、眠りにくくなる場合があります。
理想的には、入浴は就寝の1〜2時間前に済ませるのが望ましいです。
これによって、体温が自然に下がり、よりスムーズに眠りに入ることができます。
睡眠直前の食事
寝る直前の食事は、消化活動が活発になりスムーズな眠りを妨げることがあります。
特に脂っこい食事や高カロリーの食べ物は、消化に時間がかかり、胃腸への負担が大きくなります。
胃が落ち着かず、ぐっすり眠れない原因となることもあります。
理想的には、寝る2〜3時間前には食事を終えておくことを心掛けましょう。
もし遅い時間にどうしても空腹を感じた場合は、軽食や消化の良い食べ物を選ぶと良いでしょう。
食事のタイミングと内容を考慮することで、質の高い睡眠につながり朝起きやすくなります。
スマートフォン
スマートフォンは現代生活に欠かせないツールですが、就寝前の操作は眠りを妨げる大きな要因となります。
スマートフォンから発せられるブルーライトは、脳を刺激し、メラトニンの生成を抑制してしまいます。
メラトニンは眠りを誘うホルモンであるため、その生成が妨げられると眠りにくくなります。
また、画面を見続けることで眼精疲労が生じ、眠りが浅くなることがあります。
就寝前の1時間は、スマートフォンを控え、リラックスできる環境を整えることが重要です。
朝起きられない場合のよくある質問
朝起きるのが苦手な人は少なくありません。多くの人が経験する問題であり、生活リズムや心理的な要因などさまざまな理由があります。
以下では、朝起きられないことに関する一般的な質問に答えていきます。
大人が朝起きられないのは甘えですか?
大人が朝起きられないことは「甘え」ではないケースがあります。
朝起きられない原因には生活習慣やライフスタイル、ストレス、健康状態など多くの要因が関与している可能性があります。
場合によっては精神疾患が原因となっている場合もあるため注意が必要です。そのため、必要ならばクリニックに相談することをおすすめします。
昼寝をすると夜寝れなくなりますか?
昼寝をすることは、リフレッシュや集中力の向上に役立つことがありますが、夜の睡眠に影響を与える場合もあります。
特に長時間の昼寝や夕方にする昼寝は、夜の寝付きにくさや睡眠時間の短縮を招くことがあります。
ただし、昼過ぎに30分以内の短い昼寝程度あれば楽、夜の睡眠にはほとんど影響しないとされています。
食生活は睡眠の質に影響を及ぼしますか?
食生活は睡眠の質に大きく影響を及ぼします。バランスの取れた食事は、体内時計を正常に機能させ、良質な睡眠を促進します。
特に、カフェインやアルコールの過剰摂取は、眠りにくさや睡眠の浅さを引き起こすことがあります。
一方、トリプトファンを含む食材(例えば、七面鳥や乳製品)は、リラックス効果のあるセロトニンやメラトニンの生成を促し、睡眠をサポートします。規則正しい食生活を送りましょう。
規則正しい生活を心がけてそれでも朝起きられない場合はクリニックに相談を!
規則正しい生活を送っても朝起きられない場合、専門的な助けが必要となるケースがあります。
うつ病や睡眠障害や心理的な問題が隠れている可能性がありますので、早めにクリニックで相談を受け、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。
絶望感や無気力感が強く朝起きられない場合はよりそいクリニックまでご相談ください。
診断書がいますぐ欲しい方へ当院では受診いただいた当日の診断書の発行(※)に対応しております。お困りの方はお気軽にご相談ください。うつ病の診断書をすぐもらいたい場合もお気軽にご相談ください。
本日の受診も受付中です。詳しくは当院ホームページをご確認ください。
→新宿駅前の心療内科・精神科 よりそいメンタルクリニック
※医師が治療上必要と判断した場合のみ、当院書式のみ