双極性障害の方はなぜ寿命が短いといわれる?脳萎縮との関連性も解説

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「双極性障害の方の寿命が短いといわれるのはなぜ?」
「双極性障害と脳萎縮って関係あるの?」

この記事を読んでいる方の中には、このように悩んでいる方もいるかもしれません。

双極性障害の方は、さまざまな要因から一般の方よりも平均余命が8〜10歳短いといわれています。

そこで本記事では、双極性障害の方はなぜ寿命が短いといわれるのか詳しく解説します。脳萎縮や突然死との関連も解説するので、双極性障害と診断され不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

双極性障害の方はなぜ寿命が短いの?

これまでの研究結果より、双極性障害の方は以下の2つの要因が影響して寿命が短くなることが明らかになっています。

  • 自殺するリスクが高いため
  • 生活習慣病のリスクが高いため

双極性障害の方の寿命は、一般の方の寿命より8〜10歳短いといわれています。「双極性障害だと寿命が短いの?」と不安を感じている方もいるかもしれませんが、2つの要因に適切に対処できれば、寿命が短いという問題を解決できる可能性があります。

以下で、それぞれ2つの要因について、詳しくみていきましょう。

自殺のリスクが高いため

双極性障害の方の寿命が短いといわれる要因の一つは、自殺のリスクが高くなるためです。

双極性障害の方は、特にうつ状態のときに希死念慮が強くなる傾向があり、自殺のリスクが高くなります。希死念慮とは、「消えていなくなりたい」「早く死んで楽になりたい」「生きたくない」など、死にたいと強く思う気持ちのことです。

一般の方と比較すると、双極性障害の方の自殺率は20〜30倍も高くなるといわれています。さらに、以下の7つが自殺のリスクを高めると考えられます。

  • 男性
  • 独居
  • 配偶者や子どもがいない
  • 35歳未満、または75歳以上
  • 失業状態
  • 自殺を計画したことがある
  • 自殺の計画や自殺をした家族がいる

双極性障害の方は、気分が高揚したりイライラしたりする「躁状態」と抑うつ気分が表れたり意欲が低下したりする「うつ状態」を繰り返します。双極性障害の方がうつ状態にあるときは、自殺のリスクが高まるため、早期に治療を受けられるように対応しなければなりません。

生活習慣病のリスクが高いため

生活習慣病になるリスクが高いことも寿命が短いといわれる要因です。双極性障害の方は、生活習慣においてさまざまな問題点が指摘されています。具体的には、以下の通りです。

  • 喫煙
  • 飲酒
  • 栄養の偏り

ほかにも、昼夜逆転の生活や運動不足などの問題点が挙げられます。

双極性障害の方は一般の方と比べると、肥満になる可能性が60%以上高くなります。「食欲があるから元気そう」と見える場合もあるでしょう。しかし、ストレスから過食となり、食欲や摂取量のコントロールができない可能性があります。その結果、肥満となるケースも。

また双極性障害は、2型糖尿病や心血管疾患などの発症率が高いことも特徴の一つです。さらに肥満の方は、肥満ではない方と比較して双極性障害のうつ状態と躁状態が表れる頻度が高くなるため、自殺未遂など重症な症状も表れやすくなります。つまり肥満は、双極性障害の症状を悪化させる可能性があるということです。

双極性障害の症状を軽減するためには、生活習慣の改善が欠かせません。

双極性障害の方の平均寿命は?

双極性障害の方の平均寿命は、一般の方より8〜10歳短いといわれています。

厚生労働省の調査によると、2022年の日本人平均寿命は、男性は81.05歳、女性は87.09歳です。

そのため、双極性障害の方の平均寿命は、男性71〜73歳、女性は77〜79歳であると考えられます。

双極性障害の方の寿命と脳萎縮には関連性がある?

双極性障害では脳の萎縮が起こりやすいと考えられています。ただ、それが寿命が短い原因に繋がってはいません。

そもそも脳萎縮とは、さまざまな要因により脳の容積が減少することです。頭部の外傷や脳血管障害のほかに、年齢を重ねていくケースでも脳萎縮は起こります。

双極性障害と脳萎縮の関連について、さまざまな研究により以下のことが明らかとなっています。

  • 双極性障害の方は、一般の方と比較すると脳の体積が一部減少
  • 双極性障害の方は、うつ病の方と比較すると脳の体積が一部減少
  • 双極Ⅰ型障害の方は、脳の体積が一部減少

上記は日本での研究結果ですが、米国でも同様の結果が得られたとの報告があります。この結果より双極性障害の方は、一般の方と比較すると脳の一部が萎縮する可能性が高いと言えますが、だからといって寿命が短くなるわけではありません。

双極性障害の方は突然死することが多い?

双極性障害の方は、突然死することが多いとの研究結果もあります。ただ、一般の方でも突然死を起こすことはあります。一般の方と双極性障害の方が突然死を起こすのかについての比較調査がないため、どのくらいリスクが高いかは一概にはいえません。

また、抑うつは脳血管疾患の死亡リスクの上昇とも関連があることがわかっています。

双極性障害の突然死の原因や発症リスクについては、はっきりとわかっていません。しかし、脳卒中などの脳血管障害や不整脈や心筋梗塞などの心血管疾患が原因なのではないかとも考えられています。

そもそも双極性障害とは?

双極性障害とは、イライラしたり気分が高揚したりなどの「躁状態」と、抑うつ気分や意欲が低下する「うつ状態」を繰り返す精神疾患の一つです。うつ病の一種と誤解され、躁うつ病と呼ばれていたこともありますが、うつ病とは異なる病気です。

10代後半〜20代で発症しやすく、一生涯のうち100人に1人は発症するといわれています。

双極性障害2つの分類と原因

双極性障害は、躁状態の程度によって主に以下の2つに分類されます。

  • 双極Ⅰ型障害:うつ状態に加え「躁状態」が起こる
  • 双極Ⅱ型障害:うつ状態と「軽躁状態」がある

双極性障害の原因は、はっきりとわかっていません。しかし、遺伝が関係しており、ストレスやホルモンのバランスなどが引き金となっているのではないかと考えられています。

双極性障害の主な症状

双極性障害の症状は、大きく分けて以下の4つがあります。

  • 躁状態
  • 軽躁状態
  • うつ状態
  • 混合状態

双極性障害の方は、躁状態とうつ状態を繰り返します。主な症状は以下の通りです。

躁状態・気分の高揚

・イライラ、怒りっぽい

・睡眠欲求の低下(眠らなくても平気になる)

・自尊心の増大(偉くなったと妄想する)

・観念奔逸(思考が不安定になる)

・逸脱行為(浪費や性的逸脱がある)

うつ状態・抑うつ気分

・気分の低下

・食欲低下または亢進

・不眠または過眠

・死についての反復思考

軽躁状態は、躁状態の症状が軽く数日間で治まります。躁状態は1週間以上続き、うつ状態は2週間続く場合が多いです。躁状態やうつ状態は、症状が表れやすいため家族や友人、同僚に気づかれやすいです。

しかし、軽躁状態は「調子が良い」と印象を持たれるため、治療が遅れるケースがあります。

混合状態は、躁状態と抑うつ状態の両方を満たす状態です。たとえば、抑うつ気分があるものの次々と考えが出てきたり、偉くなったと妄想しているが死にたいと考えたりなどします。

混合状態は、うつ状態から躁状態へ、または躁状態からうつ状態へ移行するときにみられます。

双極性障害の治療法

双極性障害の治療法は、主に以下の2つです。

  • 薬物療法
  • 心理社会的治療

これら2つの治療を並行しておこないます。薬物療法では、炭酸リチウムやバルプロ酸などのいわゆる気分安定剤と呼ばれる薬が有効です。

心理社会的治療では、心理教育をおこない、病気の理解を深め再発の徴候に患者自身が気づけるように促します。ほかにも、認知行動療法や対人関係療法などをおこないます。併せて、生活習慣の改善に向けた取り組みも必要です。

双極性障害は一生治らないの?

 

双極性障害は一生治らないわけではありません。ただ、何度も症状を繰り返したり、再発したりすることが多いのも事実です。そのため、継続的な受診と治療で双極性障害と上手く付き合っていくことが大切です。

双極性障害の症状は、初めに表れた症状から次に症状が表れるまでは、5年くらい間隔があくケースがあります。この5年間は何の症状もなく、健康な状態のときと調子が変わらないため、「治ったのでは?」と勘違いすることもも少なくありません。

しかし、この期間に薬物療法を中断してしまうと、再発する間隔が短くなります。結果、年に何回も再発するようになったり、症状が重くなったりすることがあるため、継続的な治療が大切になります。

双極性障害では適切な治療を受けることが大切

双極性障害は自殺のリスクが高く、生活習慣病になりやすいことから、一般の方より寿命が8〜10歳短いといわれています。

しかし、適切な治療を受けると症状を軽減できるため、寿命を延ばせる可能性があります。双極性障害の症状に悩む方は、精神科や心療内科の医療機関を受診し、継続的な治療を受けましょう。

参考
うつ病と双極性障害の「生命」「生活」「人生」に配慮した医療|日本うつ病学会
こころの耳|厚生労働省
日本うつ病学会診療ガイドライン 双極性障害(双極症)2023|日本うつ病学会
肥満と精神障害|Vol. 61 No. 3. 2021|心身医
簡易生命表(令和4年)|厚生労働省
双極性障害(躁うつ病)とうつ病の前頭葉体積の違いが明らかに 山口大学 国立精神・神経医療研究センター 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
双極II型障害の診断・治療および臨床研究|精神神経学雑誌 121: 612-618, 2019
こころの耳|厚生労働省
e-ヘルスネット|厚生労働省
双極性感情障害で入院中の患者が突然心肺停止をおこし、死亡した事例|診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業 評価結果報告書の概要版
こころの情報サイト|国立精神・神経医療研究センター
セルフメンタルヘルス|厚生労働省
双極性障害(躁うつ病)と つきあうために |日本うつ病学会 双極性障害委員会

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藤田 朋大先生

当記事の監修医師
藤田 朋大先生

三重大学医学部医学科卒業後に南勢病院精神科に在職。緩和ケア研修会修了。認知症サポート医

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