つわり、本当に辛いですよね。食べ物の匂いだけで気分が悪くなったり、一日中吐き気が続いたり…。「少しでも楽になりたいけれど、お腹の赤ちゃんへの影響が心配で薬を使うのは怖い」と感じている方も多いのではないでしょうか。
妊娠中のつわりは多くの人が経験するものですが、その症状や程度は人それぞれです。
この記事では、つわりの症状を和らげるために薬を使うことについて、現役の医療ライターが最新の情報をもとに、わかりやすく解説します。
- つわりに使われる可能性のある薬の種類と特徴
- 薬の安全性(赤ちゃんへの影響や副作用)
- 薬の入手方法(どこで相談・処方してもらえるか)
- 薬以外の対処法
など、皆さんが抱える疑問や不安に寄り添いながら、正確な情報をお届けします。
この記事を読めば、つわりと薬について正しく理解し、安心して医師に相談できるようになるはずです。辛い時期を乗り越えるための一助となれば幸いです。
産婦人科で相談できる「つわりの薬」の種類と特徴:治療のステップ
ステップ1:まずは産婦人科医に相談を
「薬を使いたいかも…」と思ったら、まず最初に行うべきことは、かかりつけの産婦人科医に相談することです。自己判断は絶対に避けましょう。
受診時には、以下の点を具体的に伝えると、医師も状況を把握しやすくなります。
- いつから、どんな症状が、どのくらいの頻度で出ているか
- 吐き気や嘔吐の程度(1日に何回くらい吐くか、など)
- 食事がどの程度摂れているか、水分は飲めているか
- 体重の変化
- 日常生活への支障(仕事に行けない、家事ができないなど)
- 薬に対する希望や不安
医師はこれらの情報をもとに、あなたのつわりの重症度を判断し、薬物療法が必要かどうか、必要であればどの薬が適切かを検討します。
ステップ2:吐き気を抑える「制吐剤」(メトクロプラミドなど)
吐き気や嘔吐の症状が強い場合に処方されることがあるのが「制吐剤」です。代表的なものにメトクロプラミド(商品名:プリンペランなど)があります。
- 作用: 脳にある嘔吐中枢に作用し、吐き気の信号をブロックする働きがあります。
- 効果: 多くの臨床研究で、つわりの吐き気や嘔吐を改善する効果が報告されています。ある研究では、使用後72時間以内に約7割の妊婦さんで症状の改善が見られたというデータもあります。
- 副作用: 眠気、めまい、ふらつきなどが比較的起こりやすい副作用です。まれに、体が勝手に動いてしまう「錐体外路症状」という副作用が出ることもあります。そのため、比較的短期間の使用が推奨されることが多いです。
- 安全性: 長年にわたり世界中で使用されており、多くの研究で、妊娠中に使用した場合の胎児への先天異常のリスクは、薬を使用しなかった場合と比べて統計的に有意な上昇はないと報告されています。しかし、「リスクがゼロ」と言い切れる薬はありません。医師は常に最新の知見に基づき、慎重に処方を判断しています。
【医師との会話例】
妊婦さん: 「先生、吐き気がひどくて、ほとんど食べられません。何か吐き気を抑える薬はありますか?」
医師: 「そうですか、それはお辛いですね。吐き気を和らげるお薬としてメトクロプラミドという薬があります。比較的安全に使われていますが、眠気などの副作用が出ることもあります。まずは短期間試してみて、効果と副作用の様子を見ましょうか。」
【見落としがちなポイント:眠気などの副作用対策】
メトクロプラミドなどの制吐剤で眠気が出た場合、車の運転や危険な機械の操作は避けてください。
また、転倒のリスクもあるため、立ち上がる時などはゆっくり動くように心がけましょう。
もし副作用が強く日常生活に支障が出る場合は、我慢せずに医師に相談し、薬の調整や変更を検討してもらいましょう。
※最近、消化管運動改善薬であるドンペリドンの妊婦禁忌が解除されましたが、これは特定の病気に伴う嘔吐が対象であり、つわり治療への積極的な使用が推奨されているわけではありません。
ステップ3:症状緩和が期待される「ビタミンB6」(ピリドキシン)
ビタミンB6(ピリドキシン)は、つわりの吐き気や嘔吐を軽減する効果があることが知られており、比較的安全性が高いことから、広く用いられています。日本の産婦人科診療ガイドラインでも、つわりに対して使用することが推奨されています。
- 作用: なぜビタミンB6がつわりに効くのか、その詳しいメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、脳内の神経伝達物質(セロトニンなど)の産生を助けることで、吐き気を抑える効果があるのではないかと考えられています。
- 効果: いくつかの臨床試験で、ビタミンB6の服用により嘔吐の回数が減少し、生活の質(QOL)が改善したという報告があります。
- 安全性: 適切な用量(通常1日50~100mg程度)を守れば、母体・胎児ともに安全性が高いとされています。ただし、過剰に摂取すると神経障害を引き起こす可能性があるため、医師の指示された用法・用量を必ず守ることが重要です。長期的な使用は通常3週間程度に制限されます。
ステップ4:体質に合わせて選ばれる「漢方薬」(小半夏加茯苓湯など)
体質改善や症状緩和を目的として、漢方薬が処方されることもあります。漢方医学では、個々の体質(「証」と呼ばれます)に合わせて薬を選ぶため、オーダーメイドのような治療が期待できます。
- 特徴: つわりに用いられる代表的な漢方薬には、小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)があり、吐き気や嘔吐、食欲不振などの胃腸症状の改善が期待されます。他にも、人参湯(にんじんとう)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)などが症状や体質に応じて使われることがあります。
- 効果: いくつかの研究で、漢方薬がつわりの症状緩和に有効であったという報告があります。例えば、柴胡桂枝湯を用いた研究では、標準治療に比べて症状が和らぐまでの期間が短縮されたという結果もあります。
- 安全性: 一般的に副作用は少ないとされていますが、体質に合わない場合や、含まれる生薬(例えば、甘草を含む漢方薬では偽アルドステロン症によるむくみや血圧上昇など)によっては副作用が出る可能性もあります。
- 注意点: 漢方薬も医薬品ですので、必ず医師の診察・処方を受けてください。 ドラッグストアなどで自己判断で購入するのは避けましょう。
【こんな相談もしてみよう:漢方薬について】
妊婦さん: 「西洋薬には少し抵抗があるのですが、漢方薬でつわりに効くものはありますか?」
医師: 「漢方薬も選択肢の一つですよ。あなたの体質や症状に合わせて、例えば小半夏加茯苓湯のようなお薬が合うかもしれません。一度、診察させていただいて、合うかどうか検討してみましょう。」
ステップ5:重症の場合の「点滴療法」など
上記の薬を使っても症状が改善しない場合や、水分・食事が全く摂れず脱水症状や栄養不足が深刻な「妊娠悪阻」の状態になった場合は、入院して点滴による水分・栄養補給が必要となります。点滴には、水分や電解質のほか、ビタミン剤などが含まれることがあります。
注意!市販の吐き気止めなどを自己判断で使うリスク
「つらいから、とりあえず市販の吐き気止めを…」と考えてしまうかもしれませんが、これは避けてください。
市販されている乗り物酔いの薬や胃腸薬の中には、
- 妊娠中に安全に使用できるかどうかのデータが不十分な成分
- 妊娠中は使用してはいけない(禁忌)とされている成分
が含まれている可能性があります。特に妊娠初期は、薬の影響を最も受けやすい時期です。自己判断での市販薬の使用は、お腹の赤ちゃんに予期せぬ影響を与えてしまうリスクがあります。
つらい症状がある場合は、必ず産婦人科を受診し、医師の診断と指示に従ってください。
つわりの薬、赤ちゃんへの影響や副作用は大丈夫?
薬を使う上で、やはり一番気になるのは安全性ですよね。ここでは、胎児への影響と、お母さん自身への副作用について解説します。
胎児への影響(催奇形性リスクなど)
産婦人科で処方されるつわりの薬(メトクロプラミドやビタミンB6など)は、これまでの多くの研究や臨床経験から、比較的安全性が高いと考えられているものが選択されています。
例えば、メトクロプラミドについては、世界中の多くの研究データをまとめた解析(メタアナリシス)で、先天異常のリスクが薬を使用しなかった場合と比べて統計的に有意には高くならないことが示されています。ビタミンB6も、適切な用量を守れば、催奇形性(胎児に奇形を引き起こす性質)のリスク上昇は認められていません。
ただし、「100%安全」「リスクが全くゼロ」と言い切れる薬はありません。 これは、つわりの薬に限らず、すべての薬に言えることです。医師は、薬を使うことのメリット(症状改善)と潜在的なリスクを十分に比較検討し、個々の妊婦さんにとって最善と判断される場合にのみ処方します。
もし、薬の安全性について不安な点があれば、遠慮せずに医師に納得いくまで質問しましょう。「この薬は、赤ちゃんにどんな影響が考えられますか?」「どんな研究で安全性が確認されていますか?」など、具体的に聞いてみるのが良いでしょう。
母体への副作用と対処法
つわりの薬にも、他の薬と同様に副作用が現れる可能性があります。主なものとしては、
- メトクロプラミド: 眠気、めまい、口の渇き、便秘、だるさ、まれに錐体外路症状(そわそわ感、手の震え、筋肉のこわばりなど)
- ビタミンB6: 大量摂取や長期使用で末梢神経障害(手足のしびれなど)のリスク(通常処方される量では稀)
- 漢方薬: 胃の不快感、食欲不振、下痢、発疹、むくみ、血圧上昇(甘草を含む場合)など(体質や種類による)
これらの副作用が出た場合の対処法としては、
- 眠気・めまい: 車の運転や危険な作業は避ける。転倒に注意する。
- 口の渇き: こまめに水分補給をする。
- 便秘: 水分や食物繊維を意識して摂る。必要であれば医師に相談して便秘薬を処方してもらう。
- その他の症状: 症状が続く場合や、気になる症状が出た場合は、自己判断せず、すぐに医師や薬剤師に相談してください。
副作用が辛い場合は、我慢する必要はありません。
医師に相談すれば、薬の量を調整したり、別の種類の薬に変更したりといった対応を検討してもらえます。
つわりの薬はどこで相談・処方してもらえる?
つわりの症状について相談し、必要であれば薬を処方してもらうには、どこへ行けば良いのでしょうか。
基本はかかりつけの産婦人科・クリニック
つわりに関する相談や薬の処方の基本は、妊婦健診を受けているかかりつけの産婦人科医です。日頃からあなたの健康状態や妊娠経過を把握しているため、最も適切なアドバイスや治療を受けやすいでしょう。
受診すると、まずは問診で症状の詳細を聞かれます。その後、必要に応じて診察や検査(尿検査でケトン体を調べるなど)を行い、つわりの重症度を評価します。薬物療法が必要と判断されれば、あなたの状態に合った薬が処方されます。
つわりの相談ができるクリニックを探している場合は、産婦人科を標榜している医療機関を選びましょう。
つらい時の選択肢:オンライン診療の活用
「つわりがひどくて、病院に行くのもしんどい…」という場合には、オンライン診療も選択肢の一つになります。
- メリット: 自宅にいながらスマートフォンやパソコンを通じて医師の診察を受けられるため、移動の負担がありません。待ち時間も比較的少ない場合があります。つわりで外出が困難な妊婦さんにとっては非常に助かるシステムです。最近では、オンライン診療でつわりの相談や薬の処方に対応するクリニックも増えています。
- デメリット・注意点: 医師が直接触診したり、詳しい検査を行ったりすることができません。症状によっては対面診療が必要になる場合もあります。また、緊急時の対応が難しい場合や、対応している医療機関がまだ限られているという側面もあります。オンライン診療が適しているかどうかは、医師の判断が必要です。
オンライン診療を行っているクリニックは、インターネットで「つわり オンライン診療」などと検索したり、かかりつけ医に相談したりして探すことができます。
一部のクリニックでは、AIを活用した問診システムなどを導入し、より効率的な診療を目指す動きもあります。
薬だけに頼らない!つわりを乗り切る3つのヒントとコツ
薬物療法はつらい症状を和らげる助けになりますが、それと同時に、日常生活での工夫も大切です。ここでは、薬だけに頼らずにつわりを乗り切るためのヒントを3つご紹介します。
ヒント1:食べられるものを、食べられる時に、少しずつ
- 分食: 空腹になると吐き気が強くなることがあるため、1回の食事量を減らし、食事の回数を増やす「分食」を試してみましょう(例:1日5~6回)。
- 食べやすいもの: 自分が「これなら食べられる」と感じるものを選びましょう。一般的には、冷たいもの(そうめん、ゼリー、果物など)、さっぱりしたもの、口当たりの良いものが好まれる傾向があります。無理に栄養バランスを考えすぎず、まずは食べられること、水分を摂ることを優先しましょう。
- 水分補給: 脱水を防ぐために、水分はこまめに摂りましょう。水やお茶だけでなく、経口補水液やスポーツドリンク、炭酸水、氷などを試してみるのも良いでしょう。
- ショウガの活用: ショウガには吐き気を和らげる効果があるという研究報告もあります。ショウガ湯やジンジャーエール、料理に少し加えるなど、試してみてはいかがでしょうか。
ヒント2:無理は禁物!心と体を休ませる工夫
- 十分な休息: 疲労はつわりを悪化させることがあります。眠気を感じたら無理せず休み、睡眠時間をしっかり確保しましょう。家事や仕事も、可能な範囲でペースを落とし、休憩を挟むようにしましょう。
- リラックス: ストレスもつわりの引き金になることがあります。好きな音楽を聴く、軽い散歩をする、温かいお風呂に入る(体調が良ければ)など、自分がリラックスできる方法を見つけましょう。
- 匂い対策: 特定の匂いで気分が悪くなる場合は、その原因から離れる、換気をする、マスクをする、好きな香りのアロマを少量使う(妊娠中に使えるものを選ぶ)などの対策を試してみましょう。
ヒント3:意外な盲点?「頼る力」も大切に
つわりは病気ではないと言われることもありますが、本人にとっては非常につらいものです。「妊娠したら当たり前」「みんな乗り越えている」と一人で抱え込んでしまう必要はありません。
- パートナーや家族に頼る: 辛い状況を正直に伝え、家事の分担をお願いしたり、精神的に支えてもらったりしましょう。「察してほしい」ではなく、具体的に「〇〇をしてくれると助かる」と伝えると、周りも協力しやすくなります。
- 職場に相談する: 可能であれば、上司や同僚に状況を伝え、勤務時間の調整や休憩時間の確保、業務内容の変更などを相談してみましょう。男女雇用機会均等法では、妊娠中の女性労働者に対する母性健康管理措置が義務付けられています。
- 公的サービスや民間サービス: 地域の保健センターや子育て支援センター、家事代行サービスなどを利用することも考えてみましょう。
「人に頼ることは、弱いことではありません。」 周囲のサポートを上手に活用することも、辛いつわりを乗り切るための大切なスキルです。
※鍼灸や指圧、アロマテラピーなどの代替療法を試す方もいますが、科学的な根拠が十分に確立されていないものもあります。試す場合は、必ず事前に医師に相談し、安全性を確認してください。
つわりの薬に関するよくある質問 (Q&A)
ここで、つわりの薬に関して多くの方が疑問に思う点について、Q&A形式でお答えします。
Q1. つわりの薬は保険適用されますか?
A. はい、医師がつわりの治療(妊娠悪阻を含む)のために必要と判断して処方する薬(メトクロプラミド、ビタミンB6、一部の漢方薬など)は、基本的に健康保険が適用されます。
ただし、薬の種類や処方の状況によっては適用外となる可能性もゼロではありません。また、オンライン診療の場合、診療費とは別にシステム利用料などがかかる場合があります。費用について不明な点があれば、事前に医療機関や薬局に確認すると安心です。
Q2. 薬はいつまで飲み続ける必要がありますか?
A. つわりの症状が続く期間は個人差が非常に大きく、薬をいつまで飲み続ける必要があるかも、その方次第です。一般的には、妊娠中期(いわゆる安定期、妊娠16週頃)に入ると症状が自然に軽快することが多いですが、中には出産間近まで続く方もいらっしゃいます。
薬の服用期間は、あなたの症状の改善具合を見ながら、医師が判断します。「症状が少し良くなったから」といって自己判断で服用を中止したり、量を減らしたりするのはやめましょう。 必ず医師の指示に従ってください。中止する場合も、徐々に減らしていくなどの方法がとられることがあります。
Q3. 薬を飲んでもあまり効かない場合はどうすれば良いですか?
A. 薬の効果の現れ方にも個人差があります。処方された薬を飲んでもつわりの症状があまり改善しないと感じる場合は、我慢せずに、できるだけ早く医師に相談してください。
考えられる対応としては、
- 薬の量を調整する
- 別の種類の薬に変更する
- 複数の薬を組み合わせてみる
- 点滴などの他の治療法を検討する
などがあります。また、まれに、つわりの症状だと思っていたものが、実は別の病気(胃腸炎など)が原因である可能性も考えられます。効き目が不十分と感じる場合は、その旨を正直に医師に伝えることが、適切な次のステップにつながります。
Q4. 一番よく効く「おすすめ」のつわり治療薬はありますか?
A. 「この薬が誰にでも一番よく効く」というおすすめのつわり治療薬はありません。
つわりの症状の現れ方や重症度、吐き気・嘔吐のどちらが主体か、妊婦さん自身の体質や健康状態、妊娠週数など、様々な要因によって、最適な薬は異なります。WEB検索結果を見ると、様々な薬や治療法に関する研究が進められていますが、現時点で「特効薬」と呼べるものは存在しません。
ある人にはとても効果があった薬が、別の人には全く効かなかったり、副作用が強く出てしまったりすることもあります。インターネット上の体験談や「つわり 治療薬 おすすめ」といった情報に惑わされず、必ず医師の診察を受け、あなたの状態に合った治療法を相談して決めることが最も重要です。
辛いつわり、一人で悩まず専門家に相談を
つわりは多くの妊婦さんが経験するマイナートラブルですが、その辛さは決して「マイナー」ではありません。症状がひどい場合には、日常生活を送ることも困難になります。
この記事でお伝えしてきたように、辛いつわりに対しては、医師の管理のもとで薬物療法を行うという選択肢があります。産婦人科で処方される薬は、比較的安全性が高いと考えられているものが選ばれますが、リスクがゼロではないことも事実です。だからこそ、自己判断は絶対に避け、必ず医師に相談することが大切です。薬に対する不安や疑問も、遠慮なく医師に伝えましょう。
また、薬物療法だけでなく、食事や休息の工夫、そして周りのサポートを得ることも、つらい時期を乗り切る助けになります。オンライン診療を行っているクリニックなど、利用しやすい医療機関を探してみるのも良いでしょう。
つわりの辛さは、経験した人にしか分からないかもしれません。でも、あなたは一人ではありません。どうか一人で抱え込まず、信頼できるかかりつけの産婦人科医やクリニックに相談してください。適切なサポートを受けながら、この時期を乗り越えていきましょう。
免責事項
本記事は、つわりと薬に関する一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断や治療に代わるものではありません。妊娠中の薬の使用については、個々の状況により判断が異なります。必ず医療機関を受診し、医師の診断と指示に従ってください。