「何もしたくない・やる気が出ないのはなぜ?」
「行動できないのは甘え?それとも病気のサイン?」
「具体的な精神疾患や取るべき対処法が知りたい」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
社会生活を送る中で何もしたくない・やる気が出ないという感情を抱いた経験がある方も多いことでしょう。単に一時的な感情であれば誰しも経験することですが、症状が長期にわたる場合は精神疾患を患っている可能性があります。
本記事では、何もしたくない・やる気が出ない時の具体的な対処法や取るべき行動を解説します。精神疾患は放置すると症状が悪化する恐れがあるため本記事を参考にして早急に対処できるようにしましょう。
なお、よりそいメンタルクリニックは診断書の即日発行に対応しています。精神疾患を疑い休職して早期治療を進めたい方は当院までご相談ください。
診断書がいますぐ欲しい方へ当院では受診いただいた当日の診断書の発行(※)に対応しております。お困りの方はお気軽にご相談ください。本日の受診も受付中です。詳しくは当院ホームページをご確認ください。
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※医師が治療上必要と判断した場合のみ、当院書式のみ
何もしたくない・やる気が出ないのは甘え?それとも病気?
何もしたくない、やる気が出ないと感じるときは、単に甘えているだけだと思う人もいることでしょう。
しかし、もしかしたらストレスを原因とする病気の可能性もあります。
精神的な不調が大きな要因となり何もしたくない、やる気が出ないと感じることはよくあることです。
何もしたくない、やる気が出ないと感じることが頻繁にある場合は精神疾患の可能性があるため必要に応じて専門家に相談することも大切です。
仕事や学校生活で何もしたくない・やる気が出ない原因
仕事や学校生活の日々のストレスやプレッシャーは、多くの人にとってやる気の低下を引き起こす原因となります。
ここでは、日々の生活でやる気が出なくなる具体的な原因について考えてみます。
- 仕事や勉強、人間関係でこころがいっぱいいっぱいになっている
- 身体的な疲れがひどく心に影響をしている
- 頑張る目的がわからなくなっている
- 生活環境の変化や生活の乱れ
- がんばりすぎたことによる燃え尽き症候群
自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。
仕事や勉強、人間関係でこころがいっぱいいっぱいになっている
仕事や勉強、さらに人間関係のプレッシャーが積み重なるとメンタルが限界を迎え、何もしたくないという気持ちになることがあります。
このような状況では、ストレスが心に負担をかけ、本来のやる気や集中力を削ぎ落としてしまいます。
そのため、まずは自分が抱えているプレッシャーを整理し、何が最も心に負荷をかけているのかを明確にすることが大切です。
時には周囲にヘルプを求めたり、休息を確保することで心の余裕を取り戻すことも必要です。
身体的な疲れがひどく心に影響をしている
身体的な疲労が心に影響を及ぼすことはよくあります。
十分な休息を取らずに働き続けると、次第に体だけでなく心のエネルギーも枯渇し、何もしたくない状態に陥ることがあります。
睡眠の不足や不規則な生活習慣が続くと特に顕著に現れます。体をリフレッシュさせるために、質の良い睡眠と栄養を心がけ、定期的に身体を動かすことが重要です。
頑張る目的がわからなくなっている
何かに一生懸命取り組んでいるとき、ふと「何のためにこれをしているのか」と自問自答したくなる瞬間があります。
このような疑問が積み重なると、モチベーションを著しく低下させ、何もしたくないと感じるようになることがあります。
そんなときは、改めて自分の目標や理想を見つめ直すことが重要です。
生活環境の変化や生活の乱れ
生活環境の急激な変化や、日常生活の乱れがメンタル面に影響を及ぼすことがあります。
新しい環境に適応するのは時にストレスの原因となり、やる気を失うケースがあります。
また、生活のリズムが崩れると心のバランスも乱れがちです。
このようなときは、自分の時間の使い方を見直し、規則正しい生活習慣を心がける努力が求められます。
がんばりすぎたことによる燃え尽き症候群
燃え尽き症候群は、頑張りすぎたことによる極度の疲労感や無気力感が特徴です。
一度に複数の役割を果たそうとしすぎると、最終的には心身ともに疲れ切ってしまいます。
この症状が見られる場合、まずは自分にとって無理のないペースを見極める必要があります。
休息を優先し、リラックスできる時間を意識的に確保することで、徐々にエネルギーを回復させることができます。
何もしたくない・やる気がでない時に疑うべき症状
日常生活の中で何もしたくない、やる気が出ないと感じることが頻繁にある場合、それは単なる疲れではなく、深刻なメンタルヘルスの問題が原因かもしれません。もしかすると、以下の精神疾患を発症している可能性があります。
- うつ病
- 双極性障害
- 統合失調症
- 不安障害
- 自律神経失調症
- パニック障害
各精神疾患の症状の特徴が見られたら早期に適切な対応をすることが重要です。以下に、それぞれの症状について詳しく説明します。
うつ病
うつ病は、気分が落ち込み、物事に対する興味を失う病気です。疲れやすく、集中力が低下し、眠れないまたは過眠になることがあります。
自己評価が下がり、何をしても楽しめないと感じる場合は、うつ病のサインかもしれません。
特に、2週間以上これらの症状が続く場合には、専門家に相談することが推奨されます。
双極性障害
双極性障害は、感情の大きな波によって特徴づけられる精神疾患です。気分の浮き沈みが激しく、極端な鬱状態と高揚状態(躁状態)が交互に訪れます。
躁状態では、異常に興奮し、活動的になり、判断力が低下することがあります。
この対照的な気分の変動が生活に支障をきたすため、正確な診断と治療が必要です。
統合失調症
統合失調症は、現実感覚が失われ、幻覚や妄想が現れることがあります。
思考や感情がまとまらず、社会的なつながりを維持するのが難しくなることがあります。
また、注意集中ができず、日常生活において困難を感じることが多くなります。
不安障害
不安障害は、強い不安感や心配が継続的に続く状態です。
過度な恐れやパニックに襲われ、日常生活に支障をきたすことが多いです。
特定の状況や物事に対する強い恐怖感を伴うことが特徴です。
自律神経失調症
自律神経失調症は、自律神経のバランスが崩れることで発症する病気です。
疲労感、めまい、手足のしびれ、胃腸の不調など、様々な身体的な症状が現れることがあります。
ストレスや生活習慣の乱れが主な要因とされ、心と体の健康に大きな影響を及ぼします。
パニック障害
パニック障害は、突如として激しい恐怖や動悸、呼吸困難感に襲われるパニック発作が特徴です。
発作は短時間で収まることが多いですが、発作への恐怖が原因で生活に支障をきたすことがあります。症状の一部には過剰な汗、震え、息切れがあります。
ここまで紹介した精神疾患を患っている場合は、著しいやる気の低下が見られることがあるためクリニックで診断を受けましょう。
何もしたくない・やる気が出ない時の対処法
何もしたくない、やる気が出ないと感じることは誰にでもあります。自分を責めるのではなく、まずは受け入れて、どのような対処法があるかを考えてみましょう。
- 無理をせずに休職・休学する
- 睡眠時間をたっぷりとる
- 海外旅行に行く
- 思いっきり体を動かす運動をする
- 禁煙や禁酒
無理をせずに少しずつ日常を取り戻すための方法を試してみると良いでしょう。
無理をせずに休職・休学する
心に何らかの負担がかかっていると感じる場合、無理をせずに休職や休学を選ぶことも一つの選択肢です。
しばらくの間、日常生活から離れてゆとりある生活を送ることによって、新しい視点を得たり自分自身を見つめ直す機会を持つことができます。
診断書が必要となることが一般的
休職や休学を考える際には、医師の診断書が必要になることが多いです。
特に職場や学校で手続きを進める上で、診断書があればスムーズに進むケースが多々あります。
体調不良や精神的な負担をしっかりと医師に伝え、必要なサポートを受けましょう。
睡眠時間をたっぷりとる
心身の疲れが溜まっている場合、しっかりとした睡眠をとることも大切です。
睡眠不足は集中力ややる気の減退につながりやすいため、7〜8時間の質の良い睡眠を心がけましょう。
寝る前にスマホやパソコンから距離を置き、リラックスした気分で眠りにつけるよう、環境を整える工夫をしてみてください。
海外旅行に行く
やる気が出ない環境から一旦離れるには海外旅行がぴったりです。
新しい場所や異なる文化に触れることで、刺激を受け、それまでの悩み事が小さく感じられることもあります。
気分転換を目的とした旅でリフレッシュすることに集中し、帰国後の生活に新たな活力を持ち帰りましょう。
思いっきり体を動かす運動をする
体を動かすことは、やる気の低下に効果的です。
ジョギングやヨガ、ジムでのトレーニングなど、心拍数を上げる運動を行うと、エンドルフィンが分泌され、気分がすっきりとします。
毎日の生活に運動を取り入れることで心を健康的に保つことができます。
禁煙や禁酒
喫煙や過度の飲酒は心や体に一時的な興奮を与えますが、依存症に陥ったりモチベーションや健康状態を悪化させる原因になりかねません。
禁煙や禁酒を実践することで、心の安定を取り戻すことが期待できます。
少しずつ控える方法を探し、健康的なライフスタイルを目指しましょう。
そのことで、やる気に満ち溢れる日々を送れるようにしましょう。
心療内科・精神科へ相談し休職・休学をする流れ
心身の不調を感じ精神疾患を疑った場合、心療内科や精神科への相談は重要です。
ここでは、心療内科・精神科を受診し、休職や休学を進めるための具体的な流れについて説明します。
- 手順①:心療内科・精神科クリニックを受診する
- 手順②:病名を診断される
- 手順③:診断書の発行依頼をする
- 手順④:会社や学校へ休職を願い出る
- 手順⑤:療養に入る
それぞれを確認してスムーズに療養に入れるようにしましょう。
手順①:心療内科・精神科クリニックを受診する
こころの不調を感じたら、まず最初に心療内科や精神科のクリニックを受診しましょう。
インターネットや紹介で信頼できるクリニックを見つけ予約をとります。
受診時には、現在の症状や感じているストレスをできるだけ具体的に医師に伝えることが重要です。
手順②:病名を診断される
クリニックでの診察を経て、医師により病名が診断されます。
患者の症状を総合的に判断してうつ病や不安障害といった具体的な症状名がつけられます。
診断後は医師からそれぞれの病名に応じた治療法が提供されます。
不明な点や疑問がある場合はその場で医師に質問し、しっかりと理解しておくことが大切です。
手順③:診断書の発行依頼をする
診断が確定したら、必要に応じて診断書の発行を依頼します。
診断書は、会社や学校へ休職や休学を申請する際に必要となる書類です。
診断書には病名や療養が必要な期間が記載されるため、申請時に重要な役割を果たします。
発行までに時間がかかる場合もあるので、早めに医師に依頼しておきましょう。
手順④:会社や学校へ休職を願い出る
診断書を受け取ったら、それを会社や学校に提出し、正式に休職あるいは休学の申請を行います。
職場や教育機関ごとに提出方法や手続きが異なる場合がありますので、事前に確認しておくことでスムーズに手続きがすすみます。
また、休職の相談の際は伝えるべきことをしっかりと伝えられるように、事前に言いたいことをメモしておきましょう。
手順⑤:療養に入る
休職・休学が承認されたら、心身の療養に専念しましょう。
療養期間中は、医師の指導に基づいた治療や休息を心がけ、少しでも症状の改善につながるよう生活リズムを整えてください。
また、焦らず、自己判断で無理をしないことが回復への近道です。
定期的な通院を続けながら、医師と相談のうえで職場や学校への復帰時期を判断しましょう。
休職中の過ごし方
休職中は心と体をしっかり癒すことが大切です。
ここでは、休職中の具体的な過ごし方を紹介します。
- 完全療養でストレスをかけない
- 定期的にクリニックに通い治療を継続する
- 規則正しい生活を心がける
- 適度な運動や趣味を楽しむ
- 公的制度の申請をしておく
ストレスがない環境で時間を過ごすことにより、回復が促進されます。それぞれ確認しましょう。
完全療養でストレスをかけない
休職中は療養に専念することで、心身の回復を目指しましょう。
ストレスを感じる環境や活動から距離を置くことが重要です。
自身のペースで毎日を過ごし、ストレスフリーな時間を意識的に確保することが求められます。無理に外出したり、人と会ったりする必要はありません。
リラックスできる自宅での時間を大切にし、自分の心をいたわることで回復を促してください。
定期的にクリニックに通い治療を継続する
休職中でも、治療の継続は非常に重要です。
定期的にクリニックを訪れ、専門医と相談することで、自分の状態を客観的に把握し、必要な治療を受けましょう。治療計画を守ることで、回復がスムーズになります。
また、不安や疑問点があれば、遠慮せずに医師に相談することも大切です。
規則正しい生活を心がける
休職中は朝晩のリズムを整え規則正しい生活を心がけることが必要です。
決まった時間に起床し、バランスのとれた食事を取ることで心身の健康の回復を促します。また、夜はしっかりと睡眠をとることで、体調を整えやすくなるでしょう。
生活のリズムを整えることは、復職後のスムーズな社会復帰にもつながります。無理なく続けられるルーチンを作り、少しずつ慣れていきましょう。
適度な運動や趣味を楽しむ
心と身体の健康を維持するためには、適度な運動や趣味に時間を費やすことも有効です。
無理のない範囲で軽い運動を行うことで、気分のリフレッシュが期待できます。
また、趣味に没頭することで、日常に楽しさや充実感を取り戻すことができ精神疾患の改善が期待できます。
公的制度の申請をしておく
休職中にお金の不安を抱えないために、公的制度の活用を検討しましょう。
事前に申請することで、金銭的なサポートを受けられる場合があります。
具体的な制度の利用条件や申請手続きについては、お住まいの地域の窓口や専門機関に相談してください。
休職中に利用できる公的制度
何もしたくない・やる気が出ずに精神疾患と診断された場合は以下の公的制度の利用を検討しましょう。
- 傷病手当金制度
- 自立支援医療制度
- 障害年金
それぞれの制度の特徴を確認していきます。
傷病手当金制度
傷病手当金制度はこころの病気で仕事ができない場合に収入を補うための制度です。
給与の一部が支給されるため、休職中でも生活費の一部を賄うことができ生活の経済的な負担を抑えられます。
申請には医師の診断書が必要とされるため、事前に手続きについて確認しておきましょう。
自立支援医療制度
自立支援医療制度は、精神疾患や難病などの治療が必要な方に対して、医療費の自己負担を軽減するための制度です。
特に長期間にわたる治療が必要な方にとって、経済的負担を軽減し、治療を続けやすくするための大きな助けとなります。
利用することで治療にかかる自己負担金は1割ですむため、治療の継続を続けやすくなるでしょう。
障害年金
障害年金は、障害を抱えた方が生活を支えるための公的な年金制度です。
病気やけがで働くことが難しくなった場合に、一定の要件を満たせば受給できる可能性があります。
この制度を利用するためには、障害の状態を証明する書類や診断書の提出が求められます。
具体的な受給条件や申請方法については、専門の窓口や年金事務所で確認を行いましょう。
精神疾患を疑ったらよりそいメンタルクリニックはご相談を
精神的な不調を感じたら早めに専門のクリニックへ相談することが重要です。
よりそいメンタルクリニックでは、専門の医師があなたの状態を丁寧に診察し、適切なアドバイスと治療を提供します。
何もしたくない・やる気が出ないことが長期間続く場合は当院を受診して診断を受けてみましょう。
こころの病気は早期発見して治療を始めることで症状が悪化する前に完治することができます。
当院は診断書の即日発行に対応しているため、すぐに休養して体調を回復したい方はよりそいメンタルクリニックまでご予約ください。
診断書がいますぐ欲しい方へ当院では受診いただいた当日の診断書の発行(※)に対応しております。お困りの方はお気軽にご相談ください。本日の受診も受付中です。詳しくは当院ホームページをご確認ください。
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※医師が治療上必要と判断した場合のみ、当院書式のみ