「自律神経失調症で休職はできる?」
「診断基準や療養中の過ごし方は?」
「自律神経失調症の方が仕事を続けるのは困難?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
自律神経失調症は症状が重いと仕事の継続が難しくなるため、休職を検討される方が多くいます。また、症状が軽く働きながら治療をすすめるうえでもクリニックで診断書をもらうことで職場で業務量の調整などの配慮が得られることがあります。
本記事では、自律神経失調症で休職をする際の流れを紹介します。また、療養後の過ごし方や休職後についても解説しているためぜひ参考にしてください。
よりそいメンタルクリニックでは診断書の即日発行に対応しています。診断書をすぐに受け取り休職したい方は当院までご相談ください。
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※医師が治療上必要と判断した場合のみ、当院書式のみ
自律神経失調症で休職は可能!
自律神経失調症は、心身のバランスが崩れることで様々な症状を引き起こす疾患です。
クリニックで診断を受けることで休職して療養に集中することができます。
症状が重く仕事をするのが難しい方は休職をすることで、ストレスから解放され治療に専念する環境を整えられます。
自律神経失調症に関して不安を抱える方は、まずは医師に相談してみましょう。
症状が軽い場合は働きながらの治療でも回復できる
自律神経失調症の症状は個人差があり、軽度の場合は生活習慣の改善やストレス管理を行いながら、仕事と治療の両立が可能です。
ただし、働きながら治療を行う際は職場と相談し無理のない範囲で業務を調整してもらいましょう。
働きながら治療をする中で、症状が重くなっていると感じたらすぐに医師に相談して休職などの対応をとることが大切です。
診断書が必要となるケースがほとんど
自律神経失調症で休職を希望する場合は、医師からの診断書が必要となるケースが一般的です。
診断書には、症状や治療方針、休職が必要な理由が記載されます。これにより、職場は患者様の健康状態を客観的に判断でき休職に向けた準備ができます。
また、働きながら治療を続ける場合でも業務量の調整には会社の理解が必要となります。
その場合も診断書を提出しておくことで特別な配慮を貰えやすくなるでしょう。
自律神経失調症で休職する流れ
自律神経失調症で休職をする際の基本的な流れを6つのステップで紹介します。
- 手順①:心療内科・精神科クリニックを受診する
- 手順②:自律神経失調症と診断される
- 手順③:診断書の発行依頼をする
- 手順④:会社に休職を願い出る
- 手順⑤:仕事の引き継ぎを行う
- 手順⑥:療養に入る
スムーズに休職できるように参考にしてください。
手順①:心療内科・精神科クリニックを受診する
自律神経失調症の疑いがある場合、まずは心療内科や精神科の予約をとりましょう。
電話やWebサイトからご自身の都合の良い日時で予約を取ってください。
受診の際には、具体的な症状や日常生活への影響などのヒアリングが行われます。
詳細を伝えられるように日頃の症状をメモなどに書き記しておきましょう。
手順②:自律神経失調症と診断される
クリニックでの診察では患者の症状や生活のストレス要因、体調の変化などを確認し診断基準に当てはまる場合に自律神経失調症と診断されます。
診断が確定したら具体的な治療計画について医師から説明がなされます。
この際に治療に対しての疑問点などある場合は質問しておきましょう。
疑問点や不安を解消することで安心して治療が進められます。
自律神経失調症の診断基準
自律神経失調症の診断は、心身に現れる多様な症状をもとに行われます。
身体的には、めまいや動悸、消化不良などがあり、精神的には、不安感やうつ状態が含まれます。
これらの症状が一定期間持続し、生活に支障をきたす場合に自律神経失調症の診断が下されます。
クリニックを訪れて医師から自室神経失調症と診断されるためには診断基準に当てはまる必要があります。そのため、事前に診断基準を確認しクリニックに訪れた際に基準に当てはまることを伝えるようにしましょう。
自律神経失調症の具体的な診断基準は以下を参考にしてください。
参考記事:【当院は即日OK】自律神経失調症の診断書はすぐもらえる?もらい方や条件、もらえないパターンを詳しく解説!
手順③:診断書の発行依頼をする
自律神経失調症と診断された後は、診断書の発行を依頼しましょう。
診断書は、正確な病状と休職の必要性を会社に説明する重要な書類となります。
なお、診断書は患者様から発行の依頼をしないと作成されません。必ず診断後作成依頼をするようにしましょう。
診断書を受け取ったら、それをもとに会社に対して正式な手続きを進めていきます。
手順④:会社に休職を願い出る
診断書を取得したら、会社に診断書を提出して休職を申請しましょう。
まずは所属する人事部や上司に診断書を提出し、休職の理由や期間を誠実に伝えることが大切です。
会社の就業規定に従って手続きを進めることで、スムーズに休職の許可が得られます。
しっかりとしたコミュニケーションをとり、安心して休職期間を過ごせるように準備しましょう。
手順⑤:仕事の引き継ぎを行う
休職が決まったら仕事の引き継ぎを行いましょう。
同僚や後任者への仕事の流れや重要な事項を正確に伝えることで、休職中の業務の滞りを防ぐことができます。
引き継ぎの際にはチェックリストを作成し、伝え漏れの無いようにしましょう。
手順⑥:療養に入る
引き継ぎを終えたら、休職して自宅での療養に努めます。
療養中は、医師の指示に従って心身を休め、規則正しい生活習慣で日々を送りましょう。
ストレスの無い生活を送り、しっかりとした睡眠時間を確保することで、より早い回復が見込まれます。
療養期間中は無理をせず、自分のペースで回復を目指しましょう。
自律神経失調症で休職中の過ごし方
自律神経失調症での休職中は健康を第一に考えて過ごすことが重要です。自律神経失調症で休職中の過ごし方を紹介します。
- 完全療養で心身にストレスをかけない
- 定期的にクリニックに通い治療を継続する
- 規則正しい生活を心がける
- 適度な運動や趣味を楽しむ
- 公的制度の申請をしておく
より早く健康を取り戻せるように休職中の過ごし方を確認しておこう。
完全療養で心身にストレスをかけない
自律神経失調症で休職中は、まず完全療養を心がけ、可能な限りストレスを避けることが大切です。
心身ともに負担のかかることは避け、好きな音楽を聴いたり本を読んだりするなどリラックスできる時間を増やしましょう。
ストレスを避けて心を休めることを優先することが早期回復の鍵となります。
定期的にクリニックに通い治療を継続する
定期的に通院して医師の治療を受けることも、自律神経失調症からの回復において非常に重要です。
休職中とクリニックに通い医師から提供された治療を続けることでより効果的な回復が期待できます。
規則正しい生活を心がける
規則正しい生活習慣を送ることも、自律神経のバランスを整えるために重要です。
毎日同じ時間に起床し、食事や睡眠をしっかりとることで、体内時計を正常に保つことができます。
規則的な生活により自律神経の乱れを改善でき症状の軽減につながります。
休職中は1日の流れやルーティンを決めておくことで睡眠や起床の時間を整えることができます。
適度な運動や趣味を楽しむ
休職中は適度な運動を取り入れることが大切です。
散歩やストレッチ、ヨガなどの軽い運動は、血流を促進し、心身のリラックスに役立ちます。
また、趣味に時間を使うこともおすすめです。創造的な活動や興味のあることに取り組むことで、気分転換になり、ストレスを軽減する効果があります。
休職は無理せず心の赴くままに趣味を楽しむことで症状の早期改善が見込めます。
公的制度の申請をしておく
休職中は、収入の減少を補うために公的制度の利用を検討しましょう。
診断書があれば、健康保険の傷病手当金や自治体の支援サービスなど利用可能なサポートを受けることが可能です。
早めに申請を行うことで経済的な不安を軽減でき、療養に専念できる環境が整います。
自律神経失調症で休職したのちの行動
自律神経失調症で休職したのちは以下の2つのどちらかを選ぶ必要があります。
- 復職して職場復帰をする
- 退職して療養を続けるor転職をする
療養中の回復具合を確認しながら決断してください。それぞれ確認していきます。
復職して職場復帰をする
症状が回復しており復職する場合は、自身の体調を考慮しながら職場復帰することが重要です。
職場の上司や同僚としっかりコミュニケーションを取り、復職プランについて計画を立てて徐々に身体を慣らしていきましょう。
通常の勤務に戻る前にリハビリ勤務を取り入れることで心理的な負担を抑えることができます。
復職後は無理をせず、自分のペースを大切にしながら職務を果たすことが重要です。
退職して療養を続けるor転職をする
自律神経失調症で休職する場合、会社によっては休職の期限が定められている場合があります。
そのため、完全に症状が回復できていない場合は、退職して療養を続けるか転職するかを検討しましょう。
無理をして復職したとしても、再度心理的にストレスがかかることで自律神経失調症が悪化することもあります。
そのため、無理に復職をするのではなく退職をして完治したのちに転職活動をすることも一つの手段といえます。
自律神経失調症の人が転職する際のコツ
休職期限が過ぎても自律神経失調症の症状が治らない場合は、現在勤める会社を退職してまずは完治に努めるようにしましょう。
そして、症状が回復したらできるだけ働きやすい転職先への転職活動を行いましょう。
ここでは、自律神経失調症の人が転職する際のコツを4つ紹介します。
- 勤務形態が柔軟な職場を探す
- 残業がない職場を探す
- 福利厚生が整った職場を探す
- 支援機関を利用して職場を探す
それぞれ確認して転職先を探す際の参考にしてください。
勤務形態が柔軟な職場を探す
転職先選びの際には、勤務形態が柔軟であるかを確認することが重要です。
フレックスタイム制やリモートワークが可能な職場であれば、体調に合わせて勤務時間を調整しやすくなります。
職場によっては出勤日数や勤務時間を調整できる制度を用意しているところもあるため、事前に企業の制度をしっかりと調べておくと良いでしょう。
自分のペースで業務を進められる環境は、心身の健康を守る上で欠かせない要素です。
残業がない職場を探す
残業の少ない、もしくは全くない職場を選ぶことで、規則正しい生活リズムを守ることができます。
長時間勤務や不規則な勤務時間は自律神経の乱れにつながるため、自分に合った働き方ができるかどうかは転職の際の重要なポイントとなります。
求人情報において「残業なし」や「ワークライフバランスを大切にする職場」と明記されている職場を選ぶと身体への負担なく仕事を続けることができるでしょう。
福利厚生が整った職場を探す
安心して働ける職場を選ぶためには、福利厚生の充実度も大事なポイントです。
健康保険や厚生年金に加えて、心身のケアにつながるプログラムやカウンセリング制度、健康診断の実施などをチェックしてください。
職場によっては、メンタルヘルスのサポート体制が整っているところもあります。
充実した福利厚生は、働く上での安心感につながります。
支援機関を利用して職場を探す
公的な支援機関を活用することで、無理なく職場を探すことができます。
ハローワークや各種転職支援サービスは、個々の事情や健康面を考慮し、適切な仕事を紹介してくれるケースがあります。
また、専門のカウンセラーによるアドバイスを受けることで、自分の適性や希望条件に応じた職場を見つける手助けとなります。
これらのサポートを利用することで、自律神経失調症を抱えながらも自信を持って転職活動に取り組むことが可能です。
自律神経失調症の方が仕事をするうえで感じる困難さ
自律神経失調症の方にとって、仕事をする際に直面する困難は少なくありません。
病状によっては日々の調子が予測できないことがあり、業務を円滑に進めるためには、自分自身の体調に敏感になり必要な対策を講じていくことが重要です。
以下では、自律神経失調症の方が仕事をするうえで感じる困難さを紹介します。
調子の波が激しい
自律神経失調症の方は、日によって体調の波が大きく異なることが特徴です。
ある日は気力や集中力が高くパフォーマンスを発揮できる一方で、翌日には疲労感や無気力感が強まり日常業務をこなすことさえ困難になることがあります。
このように調子が不安定であると、仕事や他のメンバーとのコミュニケーションに困難をもたらします。
疲労が溜まりやすい
自律神経失調症を抱える方は通常以上に疲労が溜まりやすい傾向があります。
特に、長時間の仕事やストレスの多い状況では、身体と心のバランスが崩れやすく、結果として慢性的な疲労を引き起こします。
この疲労感は、集中力や生産性の低下を招き、仕事の質に影響を与える可能性があります。
周囲の理解を得られにくい
自律神経失調症は外見からは分かりにくい症状であるため、周囲の理解を得ることが難しいことがあります。
職場の同僚や上司が症状について理解が浅いと、体調不良を訴えて休むことや業務のペースを調整することに対して否定的な反応を示される場合があります。
このような状況では、業務量の調整や体調への配慮が得られず仕事を続けていくことが難しくなります。
自律神経失調症の方が実践したい対策
自律神経失調症を抱えている方が、日々の仕事をストレスを抑えて進めるためには以下の対策を行いましょう。
- 過度な残業はしない
- 自分なりのリフレッシュ方法を探す
- 日頃から規則正しい生活を送る
無理なく仕事をすることで症状を軽減させ、仕事と治療のバランスを保つことができます。それぞれ確認していきます。
過度な残業はしない
自律神経失調症の方にとって過度な残業は体調を悪化させる大きな要因となります。
長時間労働は疲労を蓄積させ、自律神経のバランスを崩しやすくなります。
そのため、業務時間内に効率よく仕事を終わらせる努力をし、必要に応じて上司に相談して業務量を調整したり、タスクを分担したりすることが重要です。
残業を控えることで、プライベートな時間を確保し、心身のリフレッシュを図ることもできます。
自分なりのリフレッシュ方法を探す
自律神経失調症の症状を和らげるためには、自分自身に合ったリフレッシュ方法を見つけることが大切です。
リフレッシュ方法は人それぞれ異なるため、趣味やリラクゼーション方法を試してみながら、自分にとって心地よい方法を探してみましょう。
たとえば、軽い運動や深呼吸、音楽を聴く、自然の中で過ごす時間を持つなどさまざまなリフレッシュ方法があります。
これにより、ストレスを軽減し自律神経のバランスを整えることができます。
日頃から規則正しい生活を送る
規則正しい生活習慣は、自律神経失調症の症状を緩和させるための基本です。
日々の生活リズムを整えることにより、自律神経のバランスが安定しやすくなります。
毎日決まった時間に起床しバランスの取れた食事を摂り適度な運動を心がけるようにしましょう。
また、睡眠時間を十分に確保することで、身体の回復を促しストレスの軽減にもつながります。
自律神経失調症での休職に関するよくある質問
自律神経失調症で休職を考える際に、多くの方からいただく質問について解説します。
- 自律神経失調症を発症する原因は?
- 自律神経失調症の診断は健康保険が適応される?
- 診断書の発行にかかる費用は?
疑問や悩みを解消して安心して休職できるように役立ててください。
自律神経失調症を発症する原因は?
自律神経失調症の原因は多くの場合は心理的ストレスが大きく関与しています。
過度な精神的負担や長時間労働、睡眠不足などが自律神経の働きを乱すことがあります。
また、環境の急激な変化や人間関係の問題も自律神経失調症を発症する原因となることがあります。
自律神経の乱れを感じたら早期の治療が求められます。
自律神経失調症の診断は健康保険が適応される?
自律神経失調症の診断には健康保険が適用されます。
そのため、治療を抑えながら治療を続けていくことが可能です。
ただし、自律神経失調症と診断されて診断書を発行する場合の発行費用には健康保険が適応されません。
クリニックによっても異なりますが、診断書発行には2,000〜5,000円ほどの費用が必要です。費用は全額自己負担となることを覚えておきましょう。
診断書の発行にかかる期間は
診断書の発行にかかる時間はクリニックによっても異なりますが通常数日から1週間ほどの期間が必要となります。
そのため、診断書が必要な日時から逆算して早めにクリニックに訪れて診断書の発行依頼をしましょう。
症状が重い場合は早めに休職して完全療養に努めよう!
自律神経失調症の症状が重い場合は、先延ばしにせず早めに休職を考えることが重要です。
完全療養で治療に専念することで早期の回復が期待できます。
よりそいメンタルクリニックは診断書の即日発行に対応しているため、すぐに診断書を受け取り休職したい方は当院までご相談ください。
休職や各種公的福祉制度の手続きをサポートする専門スタッフも在籍しているため、初めて休職する方でも安心して手続きを進めることができます。
診断書がいますぐ欲しい方へ当院では受診いただいた当日の診断書の発行(※)に対応しております。お困りの方はお気軽にご相談ください。
本日の受診も受付中です。詳しくは当院ホームページをご確認ください。
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