不眠症（睡眠障害）治療をオンライン診療で受けるメリットデメリット！おすすめのクリニックや治療方法まで徹底紹介！

「不眠症治療はオンラインでできるの？」

「睡眠薬の副作用は？保険適用は？」

そんな疑問をお持ちの方に向けてこの記事では、

上記について解説します。ぜひ不眠症治療の参考にしてください。

不眠症(睡眠障害)を疑うサイン
あてはまる人は受診がおすすめ！

睡眠に悩みがあるけど「自分が不眠症なのかわからない」という方は少なくありません。この章では、睡眠障害のサインを詳しく解説します。

ベッドに⼊ってもなかなか寝れない

ベッドに入ってもなかなか寝付けないのは、入眠困難という不眠症状です。30分から1時間程度、寝付くまでかかると言う方は注意が必要です。

寝付くまでの時間は、5〜25分程度が正常と言われています。そのため30分以上寝付くのにかかる方は、入眠困難の症状が出ていると言えます。逆に5分以内に眠ってしまう方は、交感神経と副交感神経の切り替えを正常に行えないほど、疲労している状態です。

参考:リンナイ株式会社「疲労と睡眠に関する意識調査」

寝ても何度も目覚めてしまう

寝ても何度も目覚めてしまう症状は、中途覚醒と呼ばれる典型的な不眠症状です。尿意などで目覚めてしまう方の他に、なにもないのに目覚めてしまう方も少なくありません。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、寝付いたすぐに訪れる最も深いノンレム睡眠が、睡眠のゴールデンタイムです。ノンレム睡眠では脳も体も眠っており、記憶の整理などの重要な仕事をしています。この時間に深い眠りにつくことが睡眠の質にとって重要です。

参考:リンナイ株式会社「疲労と睡眠に関する意識調査」

起床時間よりも早く目覚めてしまう

不眠症状の一つに「起床時間より早く目覚めてしまう」というものがあります。この症状を早朝覚醒といいます。もう一度入眠することが難しいということも、早朝覚醒の特徴です。

早朝覚醒の基準としては、2時間以上早く目覚めることを指す場合が多いです。しかし米国睡眠学会では、30分以上早く目覚めることが不眠症状として解説されました。

参考:阪野クリニック「早朝覚醒・不眠が起きる要因と対策」

ぐっすり眠った感じが得られない

十分な睡眠時間を確保したはずなのに、「ぐっすり眠った感じが得られない」と感じている方もいることでしょう。この症状は熟眠障害と呼ばれます。主な自覚症状としては、

• 寝て起きても体がだるい
• 寝た気がしない
• 頭痛がする

上記のような症状が挙げられます。しかし熟眠障害は、睡眠時間や入眠自体に問題がない方も多いため、自覚しづらい不眠症です。

参考:メディカルスリムはやし「熟眠障害にご注意！」

不眠症(睡眠障害)のオンライン診療を受けるメリットデメリット

「不眠症かも？」と自覚症状がある方でも、病院に通院して治療しよう、と踏み出せる方は多くはありません。しかし近年では不眠症(睡眠障害)の治療を、オンラインで手軽に受けられるようになりました。

オンライン診療を利用することで、通院の手間や時間を確保する負担、プライバシー面の心配を軽減することができます。さらに専門のクリニックと同等の治療が可能なオンラインクリニックも存在します。

この項目ではオンライン診療のメリットとデメリットを合わせてご紹介します。

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不眠症(睡眠障害)の治療方法

不眠症(睡眠障害)の治療方法には2パターンあります。一つはお薬を使わない非薬物療法、もう一つはお薬を使用する薬物療法です。薬物療法では、症状や原因に合わせたお薬が処方されます。この項目では、それぞれの治療法の特徴と、使用されるお薬について解説します。

不眠症(睡眠障害)治療①
睡眠薬を使わない非薬物療法

1. 生活習慣の改善
2. 認知行動療法

お薬を使用しない非薬物療法では、生活習慣の改善と認知行動療法を実施します。生活習慣の改善では、室温や明るさなどで眠りやすい環境を整えたり、食事や入浴といった生活リズムを整えたりします。

また認知行動療法の内容は、眠れないことに対して感じる不安や恐怖、過度な緊張状態などの緩和です。非薬物療法では、睡眠に対する誤った考え方や習慣を正すことで、不眠解消を目指します。

参考:医療法人賛健会城内病院「不眠症の薬を使わない治療法(非薬物治療)について」

不眠症(睡眠障害)治療②
睡眠薬による薬物療法

非薬物治療で睡眠障害の改善が見られない場合には、睡眠薬による薬物療法を実施します。薬物療法を受ける場合も、非薬物療法で行われる睡眠習慣は、変わらず継続しましょう。

処方されるお薬や服用する量などは、医師と相談しながら決めます。不眠症治療のゴールは「お薬なしでも十分な睡眠を取れるようになる」ことだと認識し、無闇に服用量を増やさないことも重要です。

参考:新百合ヶ丘総合病院「不眠症と薬」

睡眠薬の種類は主に3つ

不眠症治療に使われる主な睡眠薬は、GABA受容体作動薬・メラトニン受容体作動薬・オレキシン受容体作動薬の3種類です。それぞれ作用する脳内物質が異なり、睡眠へのアプローチ方法が違います。使用するお薬によっては依存性があったり、効果が出るまで時間がかかったりと、デメリットもあります。

依存性が極めて少ない睡眠薬
「デエビゴ」とは

デエビゴは2020年に、不眠症治療薬として日本で承認を受けたお薬です。依存性が極めて低い最新の睡眠薬として、注目を集めています。この章では、デエビゴの効果や特徴・副作用・メリットデメリットついて詳しく解説します。

デエビゴの効果や特徴

デエビゴは、生理的な睡眠や覚醒に関係する物質に働きかけるため、自然な眠気を促す睡眠薬です。本来の眠気を強めるような働きのため、効果に強引さがありません。特に、

• 中途覚醒
• 早朝覚醒
• 熟眠障害

に効果があるとされています。入眠作用にも効果が期待できますが、脳の機能を低下させる睡眠薬に比べると、効果が薄いと感じる可能性があります。

参考:こころみクリニック田町三田内科・心療内科・精神科「デエビゴ(レンボレキサント)の効果と副作用」

デエビゴの副作用

• 眠気が残る
• 悪夢を見る
• 睡眠麻痺

デエビゴの副作用は、主に上記の3つです。デエビゴの効果には個人差があるため、翌日まで眠気が残る可能性があります。ひどい場合は医師に相談し、服用量を調整することで改善できる場合があります。

また夢見が悪くなったり、夢を見る量が増えるといった副作用も見られますが、副作用頻度としては3%程度です。睡眠麻痺とは金縛りと表現されることもある状態です。約1.6%の副作用頻度で見られます。

参考:こころみクリニック田町三田内科・心療内科・精神科「デエビゴ(レンボレキサント)の効果と副作用」

デエビゴのメリット・デメリット

デエビゴのメリット

• 依存性が極めて少ない
• 自然な眠気を強める
• 中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害に有効

デエビゴは依存性が極めて少ないことから、選ばれることの多い睡眠薬です。意識を失うような強引な入眠ではなく、自然な眠気を強めて睡眠を促してくれます。中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害に特に有効ですが、入眠障害にも効果が期待できます。

デエビゴのデメリット

• 眠気が残ることがある
• 悪夢や睡眠麻痺に遭う可能性がある
• 薬価が高い

デエビゴのデメリットは、副作用で挙げたように、

といったものが挙げられます。どれも副作用頻度としては数%と高くはありません。またジェネリックがないお薬のため、薬価が高いというデメリットがあります。

参考:こころみクリニック田町三田内科・心療内科・精神科「デエビゴ(レンボレキサント)の効果と副作用」

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不眠症(睡眠障害)治療オンライン診療クリニックの選び方

不眠症(睡眠障害)治療を受けるオンライン診療クリニックの選び方は、上記の3つです。上記はホームページから確認できるため、クリニックを選ぶ際はしっかり確認しましょう。この項目では、オンラインクリニックを選ぶ際に確認するべきことを、それぞれ詳しく解説します。

対応している悩みや症状を確認する

不眠症(睡眠障害)治療を受けるオンラインクリニックを選ぶ際には、対応している悩みや症状を第一に確認しましょう。入眠困難の症状に悩んでいるのに、受診したクリニックが入眠改善向けのお薬を取り扱っていなければ、意味がありませんよね。

医師の経歴や雰囲気を確認する

オンラインクリニックは、対応する医師の情報を掲載していることが多いです。オンライン治療に不安がある方や、実際に会ったことのない医師から治療に、不安を感じる方が少なくないことから掲載されています。

医師の経歴や雰囲気を事前に知っておくことで、担当医師への不安を軽減することが可能です。心配がある方は、より詳細な情報が掲載されているクリニックを選びましょう。

チャット診療・配送方法など
治療の続けやすさを確認する

オンラインクリニックには、手軽に診療を受けられるというメリットがあります。せっかくオンライン診療を受けるのなら、より便利で治療を続けやすいクリニックを選びましょう。

上記のように選ぶこともできます。自分が「治療を続けやすい」と感じるクリニックを選びましょう。

不眠症(睡眠障害)治療を
安心して受けるためのポイント

不眠症(睡眠障害)の治療を受ける前に、安心して治療を受けるためのポイントを5つご紹介します。初めての不眠症治療では、お薬への不安や、本当に治るのかなど不安が多いかと思います。ぜひこれから紹介することを、不眠症治療の際に活かしてください。

医師に自分の悩み・症状を
しっかり伝える

安心して不眠症治療を受けるためには、まず自分の悩みや症状を医師にしっかり伝える必要があります。自分の悩みや症状をしっかり伝えることで、あなたに合った治療方法を医師が提案してくれます。お薬に心配がある方もよく相談しましょう。

副作用のリスクを理解しておく

不眠症治療を始める前に、副作用のリスクについて理解しておくことも大切です。リスクを知らずに治療を受けていると、思わぬ不安に直面する可能性があります。また手軽に入手できるお薬でも、用法用量を守らないと危険な場合があります。副作用やリスクについては、医師の説明をしっかり聞いて理解しておきましょう。

参考:こころみクリニック田町三田内科・心療内科・精神科「睡眠薬(睡眠導入剤)の効果と副作用」

既存の病歴や服用中の薬との
相互作用を考慮する

安心して不眠症治療を受けるためには、既存の病歴や、服用中の薬との相互作用を考慮する必要があります。服用中のお薬によっては、睡眠薬との飲み合わせが悪い場合があり、中には併用禁忌薬もあります。自分ではわからないことも多いため、既存の病歴と服用中のお薬については、医師に相談しましょう。

参考:相談e-眠り「睡眠薬は他の薬と飲み合わせても大丈夫？相互作用について」

睡眠薬の過剰摂取を避ける

睡眠薬の過剰摂取は避けましょう。睡眠薬の種類によっては、服用を続けることで効き目が悪くなることもあります。そんな場合は医師に相談して、量か薬を変える判断を仰ぎます。自己判断で睡眠薬の量を増やすことは危険ですのでしてはなりません。

参考:こころみクリニック田町三田内科・心療内科・精神科「睡眠薬(睡眠導入剤)の効果と副作用」

お酒の摂取に注意する

睡眠薬を服用する際、お酒の摂取は避けましょう。アルコールと睡眠薬を同時に摂取してしまうと、副作用が出やすくなってしまう可能性があります。また相互作用として、

が見られることがあります。薬物療法を始める際は、医師に飲酒の相談もしておきましょう。

参考:阪野クリニック「アルコールと睡眠薬を一緒に飲むリスク」

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不眠症(睡眠障害)治療における
オンライン診療の流れ

不眠症(睡眠障害)治療のよくある質問

不眠症(睡眠障害)を
放置するとどうなる？

不眠症(睡眠障害)を放置すると、

• 血圧上昇
• 心臓発作・脳卒中(心血管疾患)

上記の発症リスクが上昇します。またうつ病の初期症状として不眠が現れている可能性もあります。不眠症かも、と感じたら早めに治療を受けましょう。

参考:さくら医院「不眠症でお悩みの方へ」

不眠症(睡眠障害)治療は
保険適用できる？

不眠症治療は保険適用が可能です。しかしクリニックや病院によっては、保険治療に対応していないところもあります。事前にホームページや問い合わせから確認しておきましょう。保険適用には保険証の提示が必要です。

参考:阪野クリニック「初めて睡眠外来の診察を受ける方へ」

睡眠薬は徐々に量を増やさないと
効果がなくなる？

睡眠薬の中には長期的な服用を続けていると、効き目が弱くなっていくものがあります。これを耐性と言いますが、近年では耐性が生じづらい睡眠薬も存在します。また量を増やしたいと考えた時は、自己判断では行わず、必ず医師と相談して決めるようにしましょう。

参考:相談e-眠り「睡眠薬を長く飲み続けると効かなくなる？耐性や対処法について」

睡眠薬の副作用は怖い？

睡眠薬の副作用は怖い、と思っている方も多いかもしれません。しかし近年の睡眠薬は安全性が高く、過度な心配は必要ありません。副作用はどんなお薬にもあるものですが、医師の指示に従い正しく服用していれば、重篤な副作用が出ることはほぼないでしょう。

参考:田辺三菱製薬「睡眠や不眠について知る」

睡眠薬は友達からもらってもいい？

睡眠薬ならどれも同じだろう、と思う方もいるかもしれません。しかし医師から処方される睡眠薬は、それぞれの患者さんに合ったものが処方されています。自分の体質と合うかはわからないため、他人が処方された睡眠薬を飲んではいけません。

参考:田辺三菱製薬「睡眠や不眠について知る」

不眠症(睡眠障害)治療のオンライン診療おすすめクリニックまとめ

この記事では不眠症(睡眠障害)の治療について解説してきました。近年は不眠症治療をオンラインクリニックで受ける人が増えています。手軽に治療ができますので、気になる症状がある方は医師に相談してみましょう。ぜひこの記事を、不眠症治療を始める際の参考にしてください。

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