膝を曲げると痛い原因とは?突然の痛みに考えられる疾患や膝の負担を軽減する方法も解説!

「膝曲げると痛いんだけど原因は?」
「膝を曲げて痛みを感じる場合はどうすればいい?」

そんな方に向けて、膝を曲げると痛い原因や膝を曲げて痛みを感じる際の対処法などを解説していきます。

10代・20代の若い方もチェック
膝を曲げると急に痛みを感じる原因とは?

膝を曲げると急に痛みを感じる場合はスポーツによる負傷や、何らかの膝に関する病気などが考えられます。

しっかりと原因を知ったうえで、できるだけ早めに対処することにより痛みが悪化することを防げるのでチェックです。

  1. スポーツなど突然始めた運動によって膝を負傷
  2. 軟骨がすり減り炎症が起きている
  3. 何らかの膝の病気

①スポーツなど突然始めた運動によって膝を負傷

膝を曲げると痛みを感じる原因として、突然スポーツを始めたことによる負傷が挙げられます。

特にそれまであまり運動してこなかった人は注意で、急に激しい運動を始めたことにより膝を酷使してしまっている可能性があります

膝を使う動作をくり返していると膝に大きな負荷がかかり、ひどい場合だとスポーツができなくなってしまうため、膝に痛みを感じる場合は一旦運動を控えるといいでしょう。

②軟骨がすり減り炎症が起きている

膝を曲げると痛みを感じる場合には、軟骨がすり減ったことにより炎症が起きているケースもあります。

軟骨は膝の中でクッションのような役割を果たしており、軟骨がすり減ると関節内の隙間が狭くなり炎症が起こりやすくなる傾向に。軟骨がすり減る原因は加齢や激しい運動などです。

最初は膝が少し痛いと感じる程度ですが、だんだんと正座ができない、膝を伸ばしきれない、ただ歩いているだけでも痛いなどといった症状も出てきます。

③何らかの膝の病気

膝を曲げると痛い場合は、もうすでに何らかの膝の病気を抱えている可能性も考えられます。

膝に関するよくある病気は変形性膝関節症や関節リウマチ、鵞足炎、痛風などで、膝が少し痛い程度であっても病気が原因である可能性も。

そのため日常生活にも支障をきたすほどの痛みではなかったとしても病院に行くのがおすすめで、膝は多少大げさに捉えておいたほうが後悔するリスクを抑えられます。

膝を曲げると突然な痛み
急な痛みに考えられる8つの膝疾患

膝を曲げると痛い場合は変形性膝関節症やランナー膝、ジャンパー膝、鵞足炎、痛風などの膝疾患の可能性も考えられます。

それぞれの特徴や症状を知ったうえで、膝疾患の疑いがある場合は早めに医師に相談してみるといいでしょう。

  1. 変形性膝関節症
  2. 半月板の損傷
  3. ランナー膝
  4. ジャンパー膝
  5. 関節リウマチ
  6. 膝靭帯損傷
  7. 鵞足炎
  8. 痛風

①変形性膝関節症

変形性膝関節症は関節内の軟骨がすり減ることにより、膝に痛みを感じるようになる疾患です。日本では2,000万人以上が患っているともいわれています。

初期症状としては歩き始めや立ち上がりなどの際に痛みを感じるケースが多く、人によっては痛みほどではない違和感を覚えるケースも。

だんだんと進行していくと正座ができない、階段の昇り降りができないなどといった症状も出始め、しまいには安静にしていても痛みを感じるようになります

また服の上からも分かるほどに脚のラインがO脚になるケースもあるほか、膝が痛むことからひきこもりがちになり認知症につながる可能性もあるので注意です。

軟骨がすり減る原因としては加齢・老化や肥満、遺伝などが挙げられ、O脚の人も発症しやすいといわれています。

②半月板の損傷

半月板の損傷は膝関節内にある軟骨組織・半月板が損傷している状態で、スポーツや激しい運動により生じるケースが多いです。

半月板は英語の「C」のような形をしているほか、膝関節を安定させる働きや膝にかかる負担を分散させる働きを担っています。

半月板を損傷すると膝の曲げ伸ばしの際に引っかかりを感じるのが大きな特徴で、損傷が少なければ痛みも軽度で済む傾向に。

また損傷直後は動けなくなるほどに痛みを感じるケースも少なくなく、重度の場合は膝を一定以上曲げられなくなるロッキングという状態になるリスクもあります。

高齢者の場合は些細な怪我や日常生活の動作でも損傷してしまうリスクがあるので、日頃から身体をケアしたり膝に負担がかからないようにしたりするといいでしょう。

③ランナー膝

「ランナー膝」とも呼ばれる腸脛靭帯炎は、主にランニングによるオーバーユース(膝の使いすぎ)を原因として発症する疾患です。

症状としては膝の外側に痛みを感じるのが大きな特徴で、太ももや膝の外側にある腸脛靭帯が何度も擦れることにより炎症が起こります。

最初は運動中・後に痛みを感じるケースが多く、だんだんと悪化するにつれて歩いているだけでも痛い、安静にしていても痛いなどという状態に。

しばらく膝を安静にすることにより回復するケースが多いですが、リハビリや痛み止めなどの治療が必要になるケースも。

ランニング以外ではサイクリングをはじめ、もともとO脚の人や急に激しい運動を始めた人なども発症しやすい傾向にあります。

④ジャンパー膝

「ジャンパー膝」とも呼ばれる膝蓋腱炎は、主にジャンプやジャンプからの着地動作をくり返すことによるオーバーユースを原因として発症する疾患です。

スポーツではバスケやバレーボール、サッカーなどで見られる傾向にあり、「膝の皿」とも呼ばれる膝蓋骨に付着している腱が損傷します。

膝の皿(膝蓋骨)の上や下部分を押すと痛みを感じるのが特徴で、ひどい場合だと安静にしていても痛みを感じるケースも。

痛み以外では腫れたり熱を感じたりするケースもありますが、一般的には安静にすることにより回復していきます。

ただし長期間膝を使い続けていると回復せずに悪化し続けてしまい、リハビリや筋力トレーニングなどが必要になるケースもあるので要注意です。

⑤関節リウマチ

関節リウマチは免疫の異常により関節に炎症が起こる疾患で、膝が痛んだり腫れたりする傾向にあります。

症状が左右対称に出たり、関節にこわばっているような感覚があったりするケースが多いのも特徴で、中には手首や手足の指などの関節とともに併発するケースも。

膝の場合は痛みや腫れにより自覚できる場合が多いですが、他の部位は気づかないケースも珍しくないため、実は全身に症状が出ている関節リウマチだったというケースもあります。

はっきりとした原因は分かっていませんが、遺伝や喫煙、歯周病なども影響するといわれており、女性や40~60代に多いのも特徴です。

治療法としては原因が分からないので根本的に治すことが難しく、日常生活を問題なく送れるようにすることを目的に、患部の炎症を抑える方法が採用される傾向にあります。

⑥膝靭帯損傷

膝靭帯損傷は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を結ぶ靭帯を損傷している状態で、交通事故やラグビー、アメリカンフットボールなどにより膝に大きな衝撃が加わった際に生じる傾向に。

靭帯は骨と骨をつないでおり関節を安定させる働きがあるため、靭帯を損傷すると膝の不安定感を覚える、膝がうまく動かない、膝に力が入らないなどといった症状が出ます。

膝靭帯損傷は放置しても痛みが引いたり、膝が安定したかのように感じたりする場合もありますが、靭帯自体は損傷したままであり治療を受ける必要があるので注意です。

ほとんどの場合はギプスやサポーターなどを使った治療が行われ、それ以上の悪化を防ぎながらリハビリで改善を促していきます。

ただし損傷具合によっては手術が必要になる場合もあり、膝に小さな穴を開けて関節鏡という内視鏡を用い、靭帯を縫合するケースが多いです。

⑦鵞足炎

鵞足炎は膝の内側下方にある「鵞足」と呼ばれる部位に炎症が起こる疾患で、鵞足は膝内側の下5~7cm程度に位置する、縫工筋や半腱様筋、薄筋という膝の曲げ伸ばしに関わる筋肉の腱が付着している部位。

鵞足に炎症が起こる原因はスポーツや激しい運動などによるオーバーユースが多く、特にランニングやバスケ、サッカーを行っている人は注意です。また、靴のサイズや運動する際の癖なども影響します。

鵞足に炎症が起こると膝内側の下5~7cm程度の場所を押すと痛みを感じる、膝の曲げ伸ばしを行った際に膝の内側に痛みを感じるなどといった症状が出ます。感覚としてはずきんとした痛みです。

鵞足炎の疑いがある場合は膝を安静にして休息するほか、鵞足炎になりたての時期は氷やタオルなどを使って冷やすことも大切。

症状が落ち着いてきたら少しずつ動かしてみることを意識しながら、靴のサイズや運動する際の癖も改善することにより再発を防げます。

⑧痛風

痛風は膝関節が赤く腫れて激しい痛みに襲われる疾患で、風が吹いても痛いことから「痛風」と名づけられています。

足の親指の付け根に発症する場合が多いですが、膝関節に発症するケースも珍しくないほか、突発的に激しい痛みを感じるのが特徴です。

痛風の原因には高尿酸血症が関わっていると考えられており、高尿酸血症は体内で尿酸が増えすぎている状態を指します。

尿酸は身体の新陳代謝により発生する老廃物で、ある一定量を超えると結晶化し関節に溜まるうえに炎症を引き起こすので要注意です。

人によっては2~3日ほど歩けないような状態になるケースもあるのに加え、だんだんと痛みが和らいできたからといって放置していると、再び発症してしまうリスクがあるので早めに病院に行くといいでしょう。

膝の痛み簡単チェックリスト

膝に痛みを感じる場合はセルフチェックリストを確認してみるのもおすすめです。どの程度の症状か、膝の病気の可能性があるかなどが分かりやすくなります。

チェックリストの項目に多く該当する場合は病気である可能性が高いため、できるだけ早めに医師に相談することをおすすめします。

  1. 歩き始めるときに膝が痛む
  2. 朝起きて膝を動かすと痛む
  3. 膝が腫れる
  4. 階段の上り下りで膝が痛む
  5. 膝の内側を押すと痛い
  6. 正座がしづらい
  7. 30分以上歩くと膝が痛い
  8. 和式トイレがつらい
  9. 膝を動かすとギシギシ音がする
  10. 鎮痛剤を飲んでも膝が痛い

5個〜10個:膝の病気である可能性が高い

5個以上の項目に該当する場合は、何らかの膝の病気である可能性が高いです。

特にすべての項目に当てはまった人は注意で、できるだけ早めに医師に診てもらうといいでしょう。

軽度な症状であれば運動やストレッチなどで改善できる可能性も高いほか、膝は日常生活を送るうえで大切な部位であるため、何らかの痛みがある場合は早めに対処してもらうのがおすすめです。

1個〜4個:膝の病気の可能性あり

1~4個程度に該当する場合も膝の病気である可能性があるので注意するといいでしょう。

重大な病気である可能性は低いかもしれませんが、今後重い病気になってしまう可能性があるため、医師に診てもらっておくこともおすすめです。

1~4個だったから問題ないというわけではなく、人によってはすでに病気である可能性も十分に考えられるほか、早めに治療しておくと重度な病気にかかってからよりも改善を目指しやすいところもあります。

0個:膝の病気の可能性は低い

1個も当てはまらなかった場合は、膝の病気である可能性は低いです。

ただ、あくまでセルフによるチェックである点には注意が必要で、必ずしも膝の病気ではないとはいい切れません。

特に該当するかどうかに迷った項目がある人は膝の病気である可能性が低くなく、今後より強い痛みを感じるようになるリスクもあります。しっかりと膝をケアするのはもちろん、もし痛みが強くなった場合は我慢せずに医師に相談するといいでしょう。

膝を曲げて痛みを感じた際の対処法はある?

膝を曲げて痛みを感じた際の対処法には安静にする、冷やす、ストレッチを行うなどといった方法があります。

しっかりと膝をケアすることにより痛みが軽減したり、膝の動きがスムーズになったりするのでチェックです。

  1. 温めて安静にする
  2. 膝が腫れている場合は冷やす
  3. 痛みが減少すればストレッチも良い
  4. 数日経過後も改善しない場合は専門医の受診

①温めて安静にする

膝を曲げると痛い場合は患部を温めるのがおすすめで、血流がよくなったり筋肉が柔らかくなったりする効果を期待できます。

特に膝を痛めてから少なくとも数日以上経った慢性期に行うといいといわれており、炎症は治まっているけど血流が悪かったり筋肉が硬かったりする状態から改善を促してくれます。

膝を温める方法はお風呂に浸かることが推奨されており、膝を温めながら無理のない範囲で動かしてみるのもおすすめです。その他の場面ではできるだけ安静にしておくといいでしょう。

②膝が腫れている場合は冷やす

膝が腫れていて熱感がある場合は冷やすこと(アイシング)がおすすめで、膝の痛みを軽減する効果を期待できます。

膝を冷やすには氷枕・袋を使う、冷水で濡らしたタオルを当てるなどといった方法があり、皮膚の感覚がなくなるまで冷やすことが推奨されています(約10分)。

またアイシングと温める治療をうまく使い分けると痛みや腫れの引きが早くなりますが、腫れが引いた後のアイシングは逆効果になるリスクもあるので注意です。

③痛みが減少すればストレッチも良い

膝の痛みが落ち着いてきたらストレッチを行うことも推奨されており、血流がよくなったり筋肉の柔軟性が上がったりする効果を期待できます。

特にストレッチを行う部位としておすすめできるのが膝裏や太ももの前・裏で、人によっては膝の痛みが軽減するケースも。

逆に膝裏や太ももの前・裏が硬いと膝がスムーズに動かなくなり、痛みが増えてしまう可能性もあるので注意です。ちなみにストレッチであれば、無理のない範囲で毎日のように行っても問題ありません。

④数日経過後も痛む場合は専門医の受診

アイシングやストレッチなどを行い数日経過後も痛む場合は、できるだけ早めに専門医に相談してみることが大切です。

アイシングやストレッチなどはあくまでセルフでできる対処法であり、しっかりと治すためには専門医による治療がベスト。

たとえ痛みが軽度であっても我慢せずに相談することが重要で、人によってはすでに大きな怪我や病気である可能性も。痛みが少ないからといって放置していると、後で改善することが難しくなるリスクもあるので注意です。

膝を曲げると痛い場合は何科?
突然の痛みで受診する目安も気になる

膝を曲げると痛い場合は整形外科や内科、小児科などから選ぶのがおすすめです。

またどのタイミングで受診すればいいのかは下記のような点を目安に検討し、もし該当する場合は病院に相談してみるといいでしょう。

受診する症状の目安は?
  • 歩くのが困難なほど強い痛みがある
  • 腫れや熱感が強い
  • 痛みや腫れは軽いが長期間続いている
  1. かかりつけ医がない場合は整形外科
  2. お子さんの場合は小児科
  3. 痛風を疑う場合は整形外科か内科
  4. 関節リウマチを疑う場合は膠原病内科か整形内科

①かかりつけ医がない場合は整形外科

かかりつけ医がない場合は整形外科で治療を受けるのが無難で、整形外科では骨や軟骨、筋肉などの運動器官を中心に診てくれます。

膝が痛み場合は施術やストレッチ、トレーニングなどの治療を幅広く行ってくれるため、特に原因が分からない場合も整形外科に相談してみるといいでしょう。

ちなみに外科はすべての部位における外科治療を行う診療科で、膝の場合は整形外科のほうが専門的に診てくれる傾向にあります。

②お子さんの場合は小児科

子どもが膝の痛みを訴えている場合は小児科を選ぶのがおすすめで、小児科では子どもの心や身体の病気を扱っています(主に15歳以下)。

大人とは違い、子どもの場合はオスグッド(オスグッド・シュラッター病)の可能性もあり、小児科のほうが専門的に治療してくれるケースも少なくありません

ちなみにオスグッドは小学生高学年から中学生にかけて見られるオーバーユース障害で、特にスポーツをしている子どもに多く発症する傾向にあります。

③痛風を疑う場合は整形外科か内科

痛風の疑いが強い場合は整形外科や内科から検討するのがおすすめで、内科では薬を使った治療を行ってくれます。

痛風は整形外科だけでなく内科でも対応してくれるケースが多く、膝の関節が赤く腫れていて激しい痛みを伴う場合は内科も検討してみるといいでしょう。

血液検査を行った後に炎症を抑える治療を行うほか、症状が治まった後は再発を防ぐ治療を行ってくれるため、しっかりと完治したい人にもおすすめできます。

④関節リウマチを疑う場合は膠原病内科か整形内科

関節リウマチの疑いが強い場合は膠原病内科や整形内科から選ぶのがおすすめで、特に膠原病内科ではリウマチを専門的に診てくれます。

クリニックによってはリウマチ科という診療科もあり、全身の部位においてリウマチを専門的に扱っているので、関節リウマチである可能性が高い人にはおすすめです。

またリウマチの治療実績が豊富であれば整形内科に相談するのもおすすめで、注射や塗り薬、光線療法などにて治療してくれます。

膝の痛みで負担を減らす方法は?
予防のためのできるポイント4選

膝の負担を減らす方法としては減量や適度な運動、筋力トレーニングなどがおすすめできます。

膝の負担を減らすことにより膝の痛みを軽減する効果を期待できるほか、膝の病気を予防する効果も期待できるのでチェックしてみてください。

  1. 太り過ぎの方は減量する
  2. ウォーキングなど適度な運動
  3. 筋力トレーニング
  4. 日常的に体操やストレッチをする

①太り過ぎの方は減量する

体重が重い人は減量を考えてみるのが予防法としておすすめで、膝への負担を抑える効果を期待できます。

膝への負担は体重が増えるとともに大きくなる傾向にあり、体重が10kg増えると膝の負担は30kgも増えるともいわれているため、特に肥満になってから膝が痛み出した人におすすめです。

体重を落とす方法には糖質やカロリー制限、適度な運動、ゆっくりと咀嚼することなどがあり、できるだけ継続しやすい方法から選ぶといいでしょう。

②ウォーキングなど適度な運動

ウォーキングやランニングなどの適度な運動も代表的な予防方法で、特に運動不足に陥っている人におすすめです。

適度な運動を取り入れることにより筋肉をつけられるとともに、コラーゲン生成が促されたり、軟骨に栄養が届きやすくなったりする効果も期待できます

ただし急に激しい運動を始めると逆効果になってしまうので注意で、最初は散歩やウォーキングなどの軽めの運動から始めるといいでしょう。

③筋力トレーニング

膝の病気を予防するために筋力トレーニングを行うのもおすすめで、加齢や運動不足などによる筋力低下も膝の痛みを引き起こす原因です。

特に筋力をアップさせたい部位は大臀筋(お尻の筋肉)や内転筋(太ももの内側)、大腿四頭筋(太ももの前側)で、さまざまな負担や衝撃から膝を守ってくれます。

またどれも家でも簡単に鍛えられる方法があるので気軽に始められます。
筋力が低下してきたと感じる人は夕食後や入浴前などに取り入れてみるのもおすすめです。

④日常的に体操やストレッチをする

膝の病気を予防する方法として、日常的に体操やストレッチを行うのもおすすめできます。

体操やストレッチを行うことにより、筋肉が硬くなることや血流が悪くなることなどを防ぐことにつながります。
膝が痛いからといって動かさないとより悪化してしまうケースも。

体操やストレッチはちょっとした隙間時間でもできるので、ウォーキングやランニングなどが難しい人にもおすすめです。

参考出典:膝を曲げると突然痛い!原因と治し方

膝の痛みに関するよくある質問

最後に、膝の痛みに関するよくある質問について紹介していきます。

病院に相談に行く前に知っておいたほうがいいことばかりなので、チェックしてみてください。

膝を曲げると痛いのはなぜですか?

膝を曲げると痛い原因や理由にはスポーツによる負傷や軟骨のすり減りによる炎症などが考えられます。

急にスポーツを始めた人やスポーツで激しい運動をしている人などは注意で、たとえ若い人でも膝を酷使してしまっている可能性も。

また運動や加齢などにより軟骨がすり減ると、膝の関節内で炎症が起こりやすくなる傾向にあります。その他では関節リウマチや鵞足炎、痛風などの病気も考えられ、できるだけ早めに医師に相談してみるといいでしょう。

膝を曲げると突然痛い場合は何科?

膝を曲げると突然痛みを伴う場合は整形外科から検討してみるのがおすすめです。

膝に痛みを感じる原因は負傷や炎症などが多いため、まずは整形外科で治療を受けることが推奨されています。特に原因が分からない場合は整形外科で治療を受けるのが無難です。

子どもの場合は小児科、痛風の疑いがある場合は内科、関節リウマチの疑いがある場合は膠原病内科も検討してみてもいいでしょう。

変形性膝関節症は放っておくとどうなる?

変形性膝関節症を放置すると、膝に水が溜まって熱を感じるようになります

そうなると膝を曲げようとした際に張りや突っ張りなどの違和感を覚えるようになり、だんだんと正座しにくい、膝が伸びきらない、ずっと痛みを感じるなどといったように悪化していく傾向に。

変形性膝関節症の疑いがある場合は早めに専門医による治療を受けることが大切で、できれば歩き始めや立ち上がりの際に痛みを感じるといった初期症状の段階で相談することが望ましいです。

膝に水が溜まるとどんな症状になるの?

膝に水が溜まると痛みが出る、膝が腫れる、膝の曲げ伸ばしがしにくくなるなどといった症状が出る傾向に。

またこれといった心当たりがないのに膝が重苦しく感じる場合も水が溜まっている可能性があり、人によっては膝に異物があるような違和感を覚えるケースも。

膝に水が溜まっている場合は水を抜くことにより改善できるほか、膝から水を抜くとクセになるわけでもないので医師に相談するといいでしょう。

膝の痛みで受診した場合医療費はいくらかかる?

膝の痛みで受診した場合、医療費は8,000円~200万円程度と大きく開きがあります

ヒアルロン酸注射や再生注射などの治療は8,000円~20万円程度で、手術が伴う場合は20~200万円程度と高額になる傾向に。

また治療内容だけでなくクリニックによっても大きく異なるため、医療費という点からもクリニックを選ぶといいでしょう。

膝を曲げると痛い|まとめ

膝を曲げると痛い原因には突然始めた運動による負傷や軟膏のすり減りによる炎症などがあり、最初は少し痛い程度であっても日常生活に支障をきたすほどになる可能性も。

膝は我慢できないほどの痛みではなくても医師に相談するのがおすすめです。自分に合った病院で一度診てもらってみてください。

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