睡眠薬の種類別の効果・副作用とは?強さランキングから飲んでる人の特徴までを詳しく紹介

「なかなか寝付けない」
「夜中に何度も起きてしまう」

このように睡眠が思うようにとれず、疲れが溜まって悩んでいませんか?

これらは不眠症と呼ばれる睡眠障害で、睡眠薬を用いて治療しなければ改善することは難しいと言えます。

しかし、不眠治療には症状にあった睡眠薬を服用することが大切です。

不眠の種類や睡眠薬の種類などについて、詳しく解説します。

 

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睡眠薬の種類別の強さランキング比較表一覧

睡眠薬は、不眠の種類や症状によって使い分けなければ効果がありません。そのため、強い睡眠薬が良いとは言えず、一概に睡眠薬の強さやおすすめについてランキング付けすることは難しいと言えます。一般的に「強い睡眠薬」と言われる5種類を紹介するので参考にしてください。

順位 1位 2位 3位 4位 5位
睡眠薬 デエビゴ ハルシオン ベルソムラ ルネスタ サイレース
特徴 依存性が極めて少ない 依存性が強く
副作用も現れやすい
依存性が低く
副作用も現れにくい
薬の効果時間は短い 即効性と
強引な効き方
効果 自然な眠気
強める
効即性
優れている
睡眠時の
覚醒を防ぐ
脳機能や神経活動を
低下させる
疲れ切って
眠る状態を
作りだす
使用例 中途覚醒
熟眠障害
早朝覚醒
入眠障害 中途覚醒
熟眠障害
早朝覚醒
入眠障害 入眠障害
中途覚醒
早朝覚醒
副作用 傾眠
頭痛
体重増加疲労
疲労など
めまい
頭重
一過性前向性健忘
下痢など
傾眠
頭痛
疲労など
味覚異常
頭痛
そう痒症
口渇など
眠気持ち越し
せん妄
ふらつき
倦怠感など
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睡眠薬の種類は作用によって
2種類に分けられる

睡眠薬は、効果の違いによって2種類に分けられます。そのため、どのような睡眠障害があるのかによって、服用すべき睡眠薬は異なるのです。症状に合致する睡眠薬を選ぶためにも、それぞれの違いについて詳しく解説します。

睡眠薬の種類1
脳の機能を低下させる睡眠薬

処方される睡眠薬の多くが、脳や神経の興奮を抑える効果を持つ睡眠薬で、入眠導入剤とも言われています。

神経細胞の興奮が原因で不眠を発症してしまっているケースがあり、神経間の情報を伝える物質(GABA)を働かせることで、神経細胞の興奮を抑制して睡眠を促す効果があるのです。

これらの作用を持つ睡眠薬には「ベンゾジアゼピン系」や「非ベンゾジアゼピン系」があり、それぞれの作用は副作用にも影響するため、詳しく解説します。

ベンゾジアゼピン系

ベンゾジアゼピン系には、睡眠作用と筋弛緩作用・抗不安作用が含まれています。

筋肉の緊張を緩め、脳をリラックスさせる効果が大きな特徴である一方、浅い眠りで睡眠の質が落ちてしまうことが考えられます。

また、効果が出すぎると体から力が抜けてふらついてしまったり、翌日まで眠気を引きずったりするので、慣れるまでは副作用に注意しなければならず、依存性が強いため医師の判断のもと減薬しなければなりません。

非ベンゾジアゼピン系

非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、睡眠作用が主となっており、筋弛緩作用や抗不安作用は少なくなっています。

脳をリラックスさせてくれるので入眠効果が期待でき、副作用が少ない特徴がありますが、比較的短時間しか効果がないため、強い不眠で悩んでいる人には効果を感じにくい傾向があります。

ベンゾジアゼピン系よりも依存性は低いため、はじめて睡眠薬を服用するひとは、まずは非ベンゾジアゼピン系から始めてみると良いでしょう。

参考:睡眠薬でよく聞くベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系って何が違うの?|博友会

睡眠薬の種類2
自然な眠気を強める睡眠薬

近年は、睡眠と覚醒の周期に関係する物質の働きを調整する睡眠薬が発売されており、自然な眠気を強める睡眠薬として依存性が低く、睡眠障害が慢性化している人にすすめられています。

ひとの生理的な物質に作用する睡眠薬であるため、副作用が少なくメリハリのある睡眠と覚醒をうながす仕組みとなっているのです。

体内時計のリズムを司る物質に作用する2種類の睡眠薬について、詳しく解説します。

メラトニン受容体作動薬

入眠と覚醒に大きく影響するメラトニンに作用する睡眠薬が、メラトニン受容体作動薬です。

ひとが夜になると眠くなり、朝になると目覚めるのは、メラトニンという物資が働いているからなのです。

夜になるとメラトニンが分泌され、深夜ピークに達し、陽の光を浴びるとメラトニンは減少し消えていきます。

このメラトニンがうまく作用していなければ不眠の原因となってしまうため、メラトニン受容体作動薬を服用することで眠気を促せるようになるのです。

参考:睡眠薬(睡眠導入剤)の効果と副作用|こころみクリニック

オレキシン受容体拮抗薬

覚醒時に分泌されているオレキシン物質の働きをブロックする作用を持つ睡眠薬が、オレキシン受容体拮抗薬です。

オレキシン物質が活発な働きを続けると、脳の覚醒が続き入眠を阻害してしまいます。

覚醒と睡眠が上手に切り替わらないため睡眠障害を起こしてしまっている場合、オレキシン受容体拮抗薬で自然な眠りを促せるようになるのです。

睡眠薬13種類
効果・副作用を紹介

睡眠薬は、種類によって効果や作用時間が異なるため、一概にどの睡眠薬がよく効くとは言えません。

  • なかなか眠れない
  • 途中で起きてしまい寝不足
  • 早朝に目覚めてしまう

人によって睡眠の悩みは様々であるため、睡眠薬の特徴を理解して症状にあった睡眠薬を選ぶことを心掛けましょう。

これまでに解説した睡眠薬の種類ごとに、どのような睡眠薬があるのかを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

非ベンゾジアゼピン系

マイスリー

タイプ 非ベンゾジアゼピン系
効果 脳や神経の機能を低下させる
副作用 ふらつき・口渇・頭痛・倦怠感・残眠感・食欲不振など
作用時間 1~4時間
効果の強さ 強い
半減期 約2~3時間
(超短時間型)
メリット ・即効性が期待できる
・ふらつきが少ない
・依存性が少ない
デメリット ・作用時間が短い
・健忘の副作用に注意が必要
・統合失調症や双極性障害(躁うつ病)の場合は処方できない
使用例 入眠障害

非ベンゾジアゼピン系のなかでも、特に即効性が期待できるのがマイスリーで、眠りにつけない悩みを持つ人におすすめです。

また、安価なジェネリックが販売されており、アモバンやルネスタよりも購入しやすい単価となっています。

筋弛緩作用によるふらつきは少ないですが、作用時間が短く効果が強いため、夜中の異常行動に気づかず怪我をする可能性があります。

65歳以上の高齢者は、錠剤を半分にするなど少量から始めることがおすすめです。

参考:アモバンとルネスタとマイスリーの違いと使い分け方|阪野クリニック

アモバン

タイプ 非ベンゾジアゼピン系
効果 脳や神経の機能を低下させる
副作用 苦味・ふらつき・倦怠感・口渇・嘔気・めまい
作用時間 1~4時間
効果の強さ とても強い
半減期 2~3時間
(超短時間型)
メリット ・即効性の期待度が高い
・翌朝に眠気やふらつきが残りにくい
・依存性が少ない
デメリット ・苦味がある
・中途覚醒の可能性がある
・気管性喘息など呼吸機能が低下すると処方できない
使用例 入眠障害

非ベンゾジアゼピン系のなかで、特に効果が強いと言える睡眠薬がアモバンです。

アモバンの最大容量は10mgですが、7.5mgだけでもマイスリー10mgやルネスタ25mgと同様の効果が期待できます。

アモバンには苦味という独特の副作用があり、服用時だけでなく目覚めたときにも感じる場合があり、体内に吸収された成分が唾液にまじって分泌されることが原因です。

苦味を抑えるためにガムや飴など口に含むと、唾液の分泌を促進させて苦味をさらに感じてしまうため、気になるようなら減薬するか違う睡眠薬に変更しましょう。

ルネスタ

タイプ 非ベンゾジアゼピン系
効果 脳の機能を低下させる
副作用 味覚異常・傾眠・めまい・消化不良・疼痛・苦味・健忘
作用時間 3~5時間
効果の強さ 強い
半減期 約4~5時間
(超短時間型)
メリット ・作用時間が長い
・処方日数に制限がない
・剤形が3つあり容量調節がしやすい
デメリット ・翌日に苦味を感じことが多い
・健忘や夢遊病に注意が必要
・翌日に眠気が残り集中力が低下する可能性
使用例 入眠障害、中途覚醒

非ベンゾジアゼピン系のなかで、いちばん長い作用時間が期待できるのはルネスタです。

1mg、2mg、3mgの剤形があるため、容量を調節しやすく非ベンゾジアゼピン系のなかでは最も筋弛緩作用がが少ない睡眠薬です。

また、非ベンゾジアゼピン系の特徴でもある入眠障害への作用だけでなく、中途覚醒にも効果が期待できます。

非ベンゾジアゼピン系の中では単価が高く設定されているので、処方してもらうならジェネリックがおすすめです。

参考:ルネスタによる不眠症の治療|阪野クリニック

ベンゾジアゼピン系

ハルシオン

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳の機能を低下させる
副作用 ふらつき・眠気・頭痛・倦怠感・協調運動失調・下痢
作用時間 2~4時間
効果の強さ とても強い
半減期 約2~3時間
(超短時間型)
メリット ・強い即効性が期待できる
・翌朝の眠気が少ない
・ジェネリックがある
デメリット ・作用時間が短い
・健忘の副作用に注意が必要
・依存性が高く減量しにくい
使用例 入眠障害

即効性があり覚醒レベルが急激に下がるため、中途半端な覚醒で健忘が起きる可能性があります。

作用時間が短いだけでなく、健忘を避けるためにも、ハルシオンは就寝直前に服用することを心掛けておくことが大切です。

依存性の高いハルシオンは、服用期間や量によっては減薬が難しく、アルコールとの併用は効果が低下してしまいます。

飲酒とハルシオンの習慣的な服用は、精神的な依存を強めてしまうので注意しておきましょう。

参考:トリアゾラム(ハルシオン)の効果と副作用|こころみクリニック田町三田

レンドルミン

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳や神経の機能を低下させる
副作用 ふらつき・めまい・倦怠感・頭痛
作用時間 30~8時間
効果の強さ 強い
半減期 約5~7時間
(短時間型)
メリット ・作用時間が長い
・抗不安作用がある
・中途覚醒への効果も期待できる
デメリット ・即効性がない
・高齢者の依存性が強い
・ふらつきがある
使用例 入眠障害・中途覚醒

ハルシオンよりも作用時間の長いレンドルミンは、50~70歳の高齢者になると依存性が強くなる傾向があります。

過去には、オーバードーズ(過量摂取)による死亡事故も起きており、お酒との併用や基礎疾患がある場合も事故に繋がりやすくなるため、注意が必要です。

レンドルミンには、錠剤だけでなく口に含むと溶けるタイプのD錠があるので、ジェネリックも含めて服用しやすいタイプを処方してもらいましょう。

参考:ブロチゾラム【睡眠導入剤】の効果と副作用 レンドルミンとは|阪野クリニック

エバミール/ロラメット

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳の機能を低下させる
副作用 ふらつき・眠気・頭重痛・倦怠感・めまい・頭痛
作用時間 6~10時間
効果の強さ マイルド
半減期 約8~10時間
(短時間型)
メリット ・肝臓への負担が少ない
・即効性が期待できる
・他の薬と併用しやすい
デメリット ・ジェネリックがない
・ジェネリックがない
・高齢者はせん妄が出る場合がある
使用例 入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒

即刻性があるので入眠障害だけでなく、作用時間が長いため中途覚醒や早朝覚醒にも期待できます。

エバミールやロラメットは肝臓への負担が少なく、他の薬と併用することができますが、依存を避けるためにもアルコールとの併用は避けておきましょう。

服用は空腹時がおすすめですが、マイルドな強さの睡眠薬であるため、睡眠に物足りなさを感じるなら他の睡眠薬を検討してみることも必要です。

参考:ロルメタゼパム(エバミール・ロラメット)の特徴・作用・副作用|高津心音メンタルクリニック

リスミー

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳や神経の機能を低下させる
抗不安作用
鎮静効果
副作用 眠気・めまい・倦怠感・脱力感
作用時間 1~6時間
効果の強さ マイルド
半減期 約6時間
(短時間型)
メリット ・即効性が期待できる
・睡眠全体をカバーできる
・ジェネリックがある
デメリット ・依存性が強い
・肝機能障害が出る場合がある
・作用時間が短い
使用例 入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒

リスミーは作用時間が長いため、睡眠時間の全体をカバーできる睡眠薬です。

抗不安作用でリラックスできることから入眠しやすくなりますが、筋弛緩作用によって夜中に起きるときに、ふらつきを感じる可能性があります。

また、睡眠時無呼吸症候群のひとは症状を悪化させてしまう場合があるので、翌日眠気が残る場合もあるのです。

参考:塩酸リルマザホン(リスミー)の効果と副作用|こころみクリニック田町三田

デパス

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳の機能を低下させる
抗不安作用がある
副作用 ふらつき・眠気・脱力感・倦怠感
作用時間 2~7時間
効果の強さ 強い
半減期 約6時間
(中時間型)
メリット ・即効性が期待できる
・抗不安と筋弛緩作用が強い
・ジェネリックがある
デメリット ・作用時間が短い
・健忘の副作用に注意が必要
・統合失調症や双極性障害(躁うつ病)で処方できない
使用例 入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒

デパスは他の睡眠薬で効果がない場合に、追加で処方されることが多くあります。

抗不安や筋弛緩作用が強いので、肩こりが酷く眠りにくいときや緊張型頭痛の治療としても用いられています。

しかしデパスは非常に依存性が強く、中止する際には離脱症状が出る可能性が高いため、注意しておいてください。

参考:エチゾラム(デパス)の効果と副作用|こころみクリニック田町三田

サイレース

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳の機能を低下させる
副作用 口渇・ふらつき・血圧低下・脱力感・せん妄・肝機能障害
作用時間 7~9時間
効果の強さ 非常に強い
半減期 約20時間
(中時間型)
メリット ・即効性が期待できる
・睡眠作用が強い
・ジェネリックがある
デメリット ・依存性が強い
・睡眠時無呼吸が悪化する可能性がある
・ふらつきが出る
使用例 入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒

サイレースは睡眠効果が強力なため、他の睡眠薬で効果がなかったときの最終手段としてもちいられます。

錠剤にはジェネリックが販売されていますが、注射剤のジェネリックはありません。

注射剤は、興奮により暴れている人に対し鎮静目的で使用されているためです。

サイレースは、体内か効果が抜けるまで20時間ほどかかるため、日中に眠気が出る可能性があるので外出時には注意しておいてください。

参考:精神科 くすりのはなし⑳サイレース(フルニトラゼパム)とは|銀座スピンクリニック

ユーロジン

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳の機能を低下させる
筋弛緩作用
副作用 ふらつき・頭がぼーっとする・眠気・倦怠感・頭重
作用時間 6~8時間
効果の強さ マイルド
半減期 約24時間
(中時間型)
メリット ・緑内障に対する注意喚起がない
・離脱症状が少ない
・ジェネリックがある
デメリット ・眠気の持ち越し
・睡眠時無呼吸症状の悪化
・ふらつき、せん妄
使用例 入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒

ユーロジンには緑内障に対する注意喚起がないため、他の睡眠薬を服用できない人なら安心しやすい睡眠薬です。

効果がゆるやかに続き、翌日眠気やふらつきを感じる場合があります。

しかし、毎日ユーロジンを服用することで体内に薬が少しずつ蓄積されていき、寝つきの土台を作れるようになります。

なお、ユーロジンには錠剤と散剤がありますが、散剤にはジェネリックが発売されていません。

参考:ユーロジン(エスタゾラム)の効果と副作用|こころみクリニック田町三田

ベンザリン/ネルボン

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳の機能を低下させる
抗けいれん作用
副作用 ふらつき・せん妄・頭痛・倦怠感・残眠感・口渇
作用時間 6~8時間
効果の強さ マイルド
半減期 約27時間
(中時間型)
メリット ・中途覚醒に効果がある
・依存性が低い
・ベンザリンのみジェネリックがある
デメリット ・入眠作用が少ない
・翌日眠気が残りやすい
・睡眠時無呼吸症状の悪化
使用例 入眠障害・中途覚醒

ベンザリンやネルボンは、入眠や中途覚醒の不眠で悩んでいる人におすすめです。

ただし、長時間にわたって体内に薬が残るので、翌日に眠気やふらつきが出やすいと言えます。

筋弛緩作用があり、睡眠時無呼吸症候群の人は症状が悪化してしまう可能性があります。

ベンザリンやネルボンを服用して、イビキが多くなった場合は症状の悪化を疑いましょう。

参考:ニトラゼパム(ベンザリン・ネルボン)の特徴・作用・副作用|高津心音メンタルクリニック 

ドラール

タイプ ベンゾジアゼピン系
効果 脳の機能を低下させる
筋弛緩作用
抗不安作用
副作用 例)ふらつき・眠気・頭痛・倦怠感・残眠感・悪心
作用時間 8~12時間
効果の強さ 強い
半減期 約36時間
(長時間型)
メリット ・即効性が期待でき
・離脱症状が少ない
・ジェネリックがある
デメリット ・食後は急激に体に吸収される
・薬の単価が高い
・睡眠時無呼吸症候群の場合は服用できない
使用例 入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒

ドラールは抗不安作用が長く、食後に服用すると空腹時の3倍もの効果が出てしまうため、必ず空腹時に服用してください。

睡眠時無呼吸症候群と診断されている人は、症状が悪化してしまうため服用はできません。

ジェネリックが発売されていますが、他の睡眠薬ほどの安価は期待できませんが、不安や不眠が強い人におすすめの睡眠薬です。

参考:クアゼパム(ドラール)の効果と副作用|こころみクリニック田町三田

メラトニン受容体作動薬

ロゼレム

タイプ メラトニン受容体作動薬
効果 自然な眠気を強くする
副作用 めまい・頭痛・眠気・倦怠感
作用時間 1~2時間
効果の強さ マイルド
半減期 約1時間
(超短時間型)
メリット ・総睡眠時間が長くなる
・離脱症状が出にくい
・ジェネリックがある
デメリット ・作用時間が短い
・即効性がない
・重度の肝機能障害があると服用できない
使用例 入眠障害

自然に睡眠をとれるようにする治療薬のため、昼夜逆転の生活をなおしたい人におすすめです。

レゼレムには即効性がないので、数週間かけながら睡眠のリズムを作ると考えておくべきでしょう。

個人差がありますが、翌朝に眠気を持ち越してしまう場合もあり、薬に慣れるまではふらつきなどに注意しておいてください。

即効性のある睡眠薬と併用することは、まだ安全性が確立されていないので、寝付けないことが続いている場合は医師へ相談しましょう。

参考:ラメルテオンのメリットとデメリット ロゼレムとは|阪野クリニック

メラトベル

タイプ メラトニン受容体作動薬
効果 自然な眠気を強くする
副作用 眠気・頭痛
作用時間 1~2時間
効果の強さ 強い
半減期 約1~2時間
(超短時間型)
メリット ・子どもの入眠障害に効果がある
・多動や過活動のある子どもに効果がある
・依存性が少ない
デメリット ・6~15歳までの小児しか保険適用されない
・ジェネリックがない
・フルボキサミン(抗うつ剤)と併用できない
使用例 入眠障害

メラトベルの安全性が確立されているのは、6~15歳の神経発達症の子どもだけ服用です。

自閉症スペクトラム障害やLDHD(多動症や注意欠如)など、発達障害や精神遅滞と診断されている子どもは、睡眠状態を安定させることで多動や過活動、興奮を抑えられる期待が持てます。

喫煙している大人がメラトベルを服用すると、効果が薄まるのでタバコは避けた方が良いでしょう。

依存性が低いため、離脱症状への心配はいりませんが、ジェネリックがないため薬の価格は高いと言えます。

参考:メラトニン(メラトベル)の効果と副作用|こころみクリニック田町三田

オレキシン受容体拮抗薬

ベルソムラ

タイプ オレキシン受容体拮抗薬
効果 覚醒を維持する物質(オレキシン)を低下させる
副作用 眠気が残る・傾眠・頭痛・めまい・疲労感・悪夢
作用時間 5~7時間
効果の強さ マイルド
半減期 約10時間
(中時間型)
メリット ・総睡眠時間が増える
・耐性や依存性が低い
・せん妄が出にくい
デメリット ・ジェネリックがない
・悪夢を見やすくなる
・他の薬と併用するときは注意が必要
使用例 入眠障害・中途覚醒

ベルソムラは、レム睡眠を長くするため夢を見やすくなります。

しかし、他の睡眠薬ではせん妄のリスクが高くなってしまう高齢者も、ベルソムラなら安心して服用できるでしょう。

抗生物質のクラリスロマイシンや、抗真菌薬のポサコナゾールなどは、ベルソムラを服用すると血中濃度が著しく上昇してしまうため、併用することができません。

なんらかの薬を服用している人は、お薬手帳をもとに診察・処方してもらうことが大切です。

参考:スポレキサントによる不眠症の治療 ベルソムラとは|阪野クリニック

デエビゴ

タイプ オレキシン受容体拮抗薬
効果 覚醒を維持する物質(オレキシン)を低下させる
副作用 朝方の眠気・頭痛・傾眠・めまい・疲労感・悪夢
作用時間 2~6時間
効果の強さ 弱い
半減期 約45~50時間
(長時間型)
メリット ・睡眠の効率が良くなる
・中途覚醒に効果が期待できる
・依存性が少ない
デメリット ・睡眠効果が少ない
・他の薬と飲み合わせが難しい
・ジェネリックがない
使用例 入眠障害・中途覚醒

デエビゴは、中途覚醒を抑えて質の良い睡眠効果が得られます。

依存性が低いので離脱症状の心配が少ないため、長期服用が可能ですが、ジェネリックが発売されていないため、薬代が高くなってしまいます。

重度肝機能障害を患っている人はデエビゴを服用できず、抗生物質や抗真菌薬など併用できない薬もあるので、注意しておかなければなりません。

参考:【コラム】デエビゴ(一般名:レンボレキサント)の効果や副作用について|つくば診療内科クリニック分院

睡眠薬を飲んでいる人の特徴

睡眠薬を飲んでいる人は、それぞれ睡眠に対する悩みが異なり、症状に合わせて服用しています。

不眠症のなかでもよくある悩みを4つあげてみました。

睡眠に対する悩みごとにおすすめの睡眠薬も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ベッドに⼊ってもなかなか寝れない

なかなか寝付けず、気がつくと2~3時間経過している人は入眠障害といい、一過性のものであれば短時間型の睡眠薬で眠れるようになる可能性があります。

マイスリーやレンドルミンなど短時間タイプの睡眠薬なら、朝起きたときにスッキリと寝覚めが良くなります。

一方、寝付けないことが慢性化している場合は、体内時計が狂ってしまっていることが考えられるので、メラトニン受容体作動薬で自然な眠気を強めることがおすすめです。

寝ても何度も目覚めてしまう

夜中に何度も目覚める中途覚醒は、一度目が覚めると寝付けなくなってしまう傾向があります。

サイレースやユーロジンなどの中間型の睡眠薬なら、寝ている間に効果が現れるので、中途覚醒を防ぐ期待が持てるのでおすすすめです。

中間型の睡眠薬で効果がみられない場合は、覚醒しているときに働くオレキシンが原因である可能性があるので、睡眠のリズムを整えるためデエビゴなどの服用も検討してみましょう。

起床時間よりも早く目覚めてしまう

慢性的な早い目覚めは睡眠が不足している可能性があるので、ドラールなど長時間型の睡眠薬で朝まで眠れるか試してみる方法があります。

長時間型の睡眠薬はゆっくり効果が出るため、早朝覚醒を防げます。

しかし長時間にわたって薬が体内に残り、翌日に眠気が出る可能性があるので、車の運転などには注意が必要です。

ぐっすり眠った感じが得られない

起きたときにぐっすり眠った感じが得られないのは熟眠障害といい、睡眠時無呼吸症候群が関係している場合があります。

また、深い眠りとなるノンレム睡眠が不足している場合があり、デパスやドラールなど抗不安作用のある睡眠薬がおすすめです。

睡眠のリズムを整えるメラトニン受容体作動薬のデビエゴを服用することで、ノンレム睡眠をしっかり取れる期待が持てます。

睡眠薬を安心して
服用するためのポイント

睡眠薬を服用して不眠症の治療をするときは、注意しておくべきポイントがいくつかあります。

副作用が出たり、離脱症状を引き起こしたりして、睡眠障害以外の症状で苦しんでしまう可能性があるため、必ずポイントをしぼって確認しておきましょう。

4つのポイントを紹介するので、安心して睡眠薬を服用するためにも、ぜひ参考にしてください。

副作用のリスクを理解しておく

睡眠薬には副作用があり、なかには併用してはいけない薬もあります。

翌朝に眠気を持ち越してしまうため、車の運転を控えなければならない睡眠薬もあるのです。

また睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化してしまったり、肝機能障害をおこしてしまったりする場合もあるため、しっかり副作用のリスクを確認しておきましょう。

自己判断で服用量を増やさない

睡眠薬の種類によって、1日や1回に服用できる容量が異なります。

処方されている以上の容量を服用すると、副作用のリスクが高くなり、自己判断で服用量を増やすと、減薬するときに離脱症状を引き起こしてしまうことも考えられるのです。

睡眠薬の乱用やオーバードーズは、死に至る場合もあるため、服用量は必ず守るようにしてください。

何か月も服用し続けない

睡眠薬は依存性が高く、特にベンゾジアゼピン系の睡眠薬は依存性してしまうと、減薬が難しくなってしまいます。

長期間服用すると、離脱症状によってさらに不眠症が悪化してしまう可能性があるのです。

慢性化している不眠症なら、メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬で、睡眠のリズムを正す治療を試してみましょう。

いきなり服用を中止しない

自己判断で睡眠薬を突然中止することは大変危険です。

不安症状が出たり、不眠症が悪化したりするため、減量や服薬の中止は必ず医師に判断してもらいましょう。

服用を中止するときは、1~2週間かけて半分の容量に慣れ、その後さらに半分の容量にするなど、ゆっくり減薬していくことが大切です。

睡眠薬を処方してもらうには
どうすればいい?

入眠障害や早朝覚醒などの不眠症には、睡眠薬を用いた治療に効果があります。

ここでは、睡眠の悩みを解決するための睡眠薬と睡眠導入剤のちがいを解説します。

医療品と医薬品のちがいで、購入できる場所が異なるので、睡眠に悩んだときの参考にしてください。

睡眠薬は市販では買えない

不眠症の治療に用いられる睡眠薬は、市販で販売されておらず、必要なときには病院で処方してもらわなければなりません。

睡眠薬は病気の治療に用いられる処方薬と同じで、医師の診察が必要となるのです。

薬局やドラッグストアで販売されているのは、睡眠改善薬と呼ばれる医療品であり、睡眠薬とは成分が異なります。

睡眠改善薬の効果は少ないため、服用しても効果がみられなければ、多量に服用せず医師の診察を受けて睡眠薬を処方してもらいましょう。

何科で処方してもらえる?
  • 内科
  • 耳鼻科
  • 精神科

病院に行くのに抵抗がある人は
オンライン診療がおすすめ

  1. 通院の煩わしさがない
  2. 時間や場所にとらわれず診察が受けられる
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CUREA CLINICの基本情報

睡眠薬の種類 デエビゴ
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※2024年2月時点の公式サイト情報を掲載。
※本記事はすべて自由診療のクリニックで保険適用外です。

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医師の診察が24時間受けられので、日中忙しくて病院へ行けない人や、小さな子どもがいて病院へ行けない人におすすめです、。夜間や休日料金なども気にせず診察が受けられます。
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